“ゲス不倫”騒動から早2年が経過しましたが、芸能人たちの不倫報道は止まる気配がありません。つい先日もフジテレビ・秋元優里アナウンサー(34)の不倫疑惑、元愛内里菜こと垣内りかさんの不倫疑惑(37)が報じられたばかり。両者ともに疑惑を否定していますが、バッシングは過熱の一途をたどっています。
不倫が発覚した芸能人は「まともではない」「どこかが狂っている」とバッシングされ、“絶対悪”のように扱われています。一時期、ドラマなどの影響で「不倫ブーム」とも言われましたが、今は「不倫は犯罪」レベルの扱われ方をしているようにすら思います。私自身、既婚男性から配偶者がいる事実を隠してアプローチされ、後で既婚者だと知った時はショックでしたし腹が立ちました。
そんな「不倫絶対悪」の世論に、芸人のカンニング竹山さん(46)が異論を唱えています。
不倫を否定することは「人間としてあり得ない」?
1月13日に放送された『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)が、秋元アナの不倫騒動について取り上げました。竹山さんは「不倫問題はどうでもいい」と発言。「不倫うんぬんは良い・悪いではないわけ。社会的にはダメなんでしょう。でも人間って結婚していても人のこと好きになることがあるわけ。なぜなら人間だからよ。そういう長い歴史できたわけ」とした上で、「だから『不倫が絶対だめです』なんて、人間としてあり得ないこと」と語気を強めます。
「ただ倫理的なことがあったりするから、他の人を好きにならないっていう人もいっぱいいる。でもやっぱり好きになる人もいる。それ全部合わせて社会ができて、それが人間関係」だから、「不倫している人を叩いちゃだめ」というのが竹山さんの主張でした。竹山さんにとって不倫は、「こっそりやって、裏でこっそり悪口をいうもの」。こっそりやっているのにわざわざ暴いて「不倫は絶対ダメです!」と言っている人は「気持ち悪い」とまで。
かく言う竹山さんも過去に不倫が発覚した芸能人のひとりですが、番組では「最近は不倫してないですよ。怖いとかじゃなくて、最近はカミさんがものすごく好きな時期」と言います。大阪に地方妻のような女性がいるものの、ここしばらく性的な関係は持っておらず、今は「カミさんに申し訳ない、裏切っちゃダメと個人的に思っている」そう。でも、「いつ(不倫の)スイッチが入るか」は、自分でもわからないとのことでした。
不倫した人を擁護するような持論を展開、おまけに不倫相手の存在も暴露した竹山さんに対し、ネットでは「それこそ気持ち悪い」「不倫したいなら結婚するな」「それでも不倫はダメ」と批判する声が上がっています。結婚したからには、誰かに恋心を抱いたとしても、それを封印して配偶者への操を立てるべきだという倫理観があるわけです。
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