家族

「家事は自分がやらなくてもいい」と思い込んで育った夫が、母と比べて妻を責める

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e class="stxt">Photo by gagneet parmar from Flickr

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 同棲や結婚で他人と生活を共にするとき、誰が家事をやるかは大きな問題となる。女性がメインでやるものだと長らく一般認識されてきた分野だが、最近では分担が普通で、男性が料理好き・キレイ好きで多く担当するカップルもいる。

 家事能力は居住空間の快適度に大きく関わってくる。掃除洗濯ができない相手と暮らすなら、自分がやらなければ部屋は汚れる一方であり、また自分がいない間も部屋は相手によって汚される。自分も汚部屋が落ち着くタイプならそれでいいが、これで相手が「清潔な部屋に住みたいから、ちゃんと掃除してくれ」とでも言おうものならブチギレ必至だ。だったらお前が掃除をしろ、という話になるわけである。今回は、そのように何にもできないトピ主が自身を正当化するトピが立っていたので紹介したい。トピ主は既婚男性で、妻の家事能力の低さを憂い、自分が何もしないことについては「男ってこんなもの」と肯定。釣りじみてもいるが、さて。

実家暮らしの男ってこんなものですよね?

 トピ主(男性・年齢不明)は30歳で結婚するまで実家暮らしだった。母子家庭で、母・自分・妹の三人暮らしだったが家事は母がほとんどやっていた。また、汚されるのが嫌なのか、母は「あまり台所を使って欲しくない」と言っていたため、子供たちは食事の支度や後片付けもしなかったようである。さらに「ゴミ出しもお風呂掃除もした事がないので、多分母がやっていたんだと思います。それから母は毎週私の部屋を掃除していました」。“多分”って……母親は全自動掃除マシーンか。

 朝から夜まで働きながら家事もしていた母親。実家で暮らしていたころ、トピ主は家が汚いと思うこともなく過ごしてきたのだという。ところが結婚して妻と暮らしていると、家が汚いと思うようになった。トピ主は「妻は私の母より、仕事も早く終わるし、日数も少ないのに家事能力が低いんです」と嘆く。そこで妻に「もっと綺麗にできないの?」と伝えたところ、こんな風に言い返されてしまった。

「私はお母さんじゃないから。勘違いしてない? だいたい親に毎週、自分の部屋を掃除されるのって嫌じゃなかったの? 自分でやるから入らないでくらい言っても良かったんじゃない? そもそも実家は汚くなかったって、あなたは大体、自分の部屋で過ごしてたからでしょ? その証拠に自分の部屋だけ汚れてるから、掃除してもらってたんでしょ?実家では自分の部屋だけで生活してて、そこが汚かったんだから、こっちで住むようになって、あなたの行動範囲が広がれば汚れる部屋も増えるわよ!」

 また、母は何が何でも子供に手料理を……というタイプではなかったのか、それともすでに成人した子供らのためにわざわざ手料理を作るのもという感じだったのかわからないが、トピ主は結婚前、「今日も(実家での食事は)そこら辺のスーパーで買ってきた弁当だ」と妻に話したことがあった。そのことを覚えていた妻は、「お母さんはあなたが成人したあとも毎日お弁当作ってたか? 毎日手作りご飯だったか? 全く同じ生活してるんじゃないんだから、比べるような事言うな!」と追い打ちの一言。

 そんな喧嘩を経て、トピ主は愚痴る。

「なんだか妻に『あなたの母親も悪い』と言われてるような気分になったのですが、実家暮らしの男ってこんなものですよね?」

 「非常識ですよね?」と問いかけておきながらその当人が一番非常識だという小町パターンそのものである。「びっくり」投票は5000を超え、読むものを大いに驚かせているようだ。

 コメント欄は非難轟々。

「何も出来ないくせに文句を言うのは、恥ずかしく、情けない行為です。実家暮らしだったからを言い訳にしてないで、一人前の男を目指さないといつか妻に愛想を尽かされるでしょう」

「本来なら貴方の母親は貴方に自立するよう教育するべきだったと思いますが、貴方も依存しきって甘えていたのでしょう。母親を悪く言われたくないなら、妻に家事を習ってもう少ししっかりするべきではないですかね」

「妻に対して母親を引き合いに出すから母のことを否定されるような言葉が返ってくるのですよ。親に頼りっきり甘えっきり、それが当然と思わずそろそろ自分でしっかり考えて自立した大人にならなければ結果的にお母さまの子育ては失敗とされお母さまの苦労も台無しですよ。全部、あなた次第です。よそでとんでもない躾のなってない子見かけたら思いませんか?『この子の親はどういう躾をしているんだ。親の顔が見てみたい』それと同じです」

 あまりにもフルボッコにされすぎていて笑ってしまうほどである。筆者もそれなりに人生を生きてきて、様々な男性との出会いがあったが、トピ主の母と同じようになんでもやってくれるお母さんの元で育ってしまった男性は恐ろしいほど家事スキルが低い人が多かった。こういう男性を見るたび、自分の子供にはきちんと家事ができるよう色々教えておかなければと奮い立つ。トピ主の母親は職に就き生活費・教育費など稼ぎながら家をキレイに保っていたようだが、家事育児に熱心な専業主婦のもとで育った男性だと、なおさら地雷率が高いと思う(偏見で申し訳ないが経験則である)。男性に限らず、実家暮らしが長い(=実家の居心地が良い)人は、母親が何でもしてくれているため生活能力が向上しないのではないか。

 だが、実家暮らしを一括りにするなという異論も沸いた。

「想像力は、有益に使用して下さい。
自分で出来る事は、結婚前だろうと後だろうと、自分でして下さい。
ちなみに我が子達は、息子も娘も、自分の部屋くらいは自分で掃除しています。
炊事はともかく、自分の部屋すら母親に丸投げなんて最悪。
それを実家暮らしを言い訳にする暇あったら、まず身の回りを自分で整えましょうね」

 ごもっとも。トピ主が悪いのは、自分のスキルの低さを棚に上げて妻を責め、自分の家事能力の低さは実家暮らしのせいだと言わんばかりの開き直りを見せているところである。バカなのだろうか……

「いつまで子供のつもりなのですか。意識を変えましょう。何にもしなくても許される立場じゃないんです。いまのトピ主さんは以前のお母様の立場になったんです。かつて世帯主だったお母様は働きながら家事も全てこなしてたんでしょ? だったら今は世帯主であるトピ主さんがかつてのお母様の役を務めなきゃいけないんじゃないのですか? 幸いなことに配偶者である奥様もいらっしゃるのですから、かつてのお母様ほど大変じゃないはずです。二人で協力すればかつてのお母様以上のことができるはずですよ」

 まあトピ主が世帯主なのかわからないし、夫婦の労働時間や収入がどの程度なのかも不明ではあるが、「仕事だけしかしませーん」と開き直って妻の負担を考えようともしないトピ主はやっぱりおかしい。

「いるんですよね。『親が教えてくれなかった』『親が〇〇してくれなかったからできない』って、いつまでも親を言い訳にする人。親が掃除の仕方を教えてくれなくても、ある程度の年齢になれば親を思いやる気持ちから掃除の仕方を自ら学びます。料理だって、結婚してからでもいくらでも学べますよ。
大人なんだから、自分で本買って道具買って、自分で好きなだけ実践も勉強もできるでしょ。働いて疲れて帰ってくる母親を気遣うこともせず掃除洗濯させて当たり前、俺の世話して当たり前、って傲慢な考え方を恥じることもなく堂々と言い訳に使うって呆れます。
みっともないと思わないの? 情けないと思わないの?
いい年して『ママが教えてくれなかったから料理できないー』『ママがやってくれてたから掃除できないー』って。
できないんじゃなくてしたくないから言い訳してるだけでしょ。しかもその言い訳に母親を使ってる。
だから、『あなたの親は一体どんな育て方をしたんだ』と、母親が貶されるんです」

 最後までフルボッココメントは続き、トピ主はレスすることなく逃亡中である。家事が出来ないことが悪いのではなく、トピ主の場合、共に暮らす家族への思いやりの欠如が一番の問題だろう。

ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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