1月18日に深田恭子(35)の妊活ドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)が始まり、初回平均視聴率は7.0%と数字こそ振るわなかったものの、内容は視聴者から「重いテーマだから身構えてたけどすごい見やすい!」「妊活して出産した私には懐かしく共感性の高いドラマでした」「真面目な部分がところどころあって、早速知らないことも知れた。ただドラマはユーモアあって描かれてるから面白いし見やすい」と行った声が上がるなど好評を博しているようだ。
本作は、各家族が意見を出し合いながらルールを作り上げる住居”コーポラティブハウス”に住む4組の家族を描いた物語。不妊で悩む五十嵐大器(松山ケンイチ)と奈々(深田恭子)夫婦を軸に、さまざまな家族の在り方に焦点が当てられている。
登場する家族たちは一見すると幸せそうなのだが、どこかに問題を抱えている。五十嵐夫妻の場合は、どちらも子供が大好きなのだが、第1話で医者から“不妊症”を宣告されてしまう。2人が対峙する“不妊”の描写が、視聴者の間ではリアルだと話題になっていた。
たとえば夫と妻の不妊に対する温度差は“不妊あるある”で、ドラマ内では35歳という年齢に焦りを感じる奈々に比べ、大器は終始「大丈夫でしょ!」と楽観視。また大器は同僚に「不妊症の約半数は男性が原因」と指摘されて驚いたりと、どこかで不妊の原因は女性にあると思い込んでいた。かたや奈々は、基礎体温表をつけていたり大器に検査を進めていたりと、しっかり不妊を解消しようと動いている。
第1話の最後では、大器が治療に消極的な自分を振り返りながら「どこかビビってるからなんだよ」と内省。不妊症治療を経験した視聴者から「この感じすごいわかる! 基本的に夫って他人事だと思っちゃうんだよね」と共感の声が相次いでいた。
他3組の家族も、それぞれ何かしらの問題を抱えている。川村亮司(平山浩行)と杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)は婚約中のスタイリストとネイリストのカップルだが、元妻が事故で他界した川村は一児の父。しかし杉崎は「子供は作らない」という前提で、川村と結婚することに決めていた。ちひろ役を演じる高橋は、「『ちひろがなぜ子供を欲しいと思わないか』というところに注目してほしい」と語っており、彼らの行方が気になる展開だ。
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