田中みな実「良心の呵責に苛まれる」“病んでるキャラ”に疑問

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株式会社TakeOFF 公式サイトより

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 昨年から、自身の心の闇を赤裸々に語った田中みな実(31)。バラエティ番組で「毎日が長くてしょうがない」「今、全然生きる気力がない。毎日、生きてて楽しいと思わない」といった“心の闇語録”を発言し続け、疲れた女性たちの共感を集めている。

 視聴者側からすると、田中の心の闇は日に日に増しているように見えるのだが、ファッション誌『GINGER』(幻冬舎)3月号に掲載された連載コラム「田中みな実のここだけの話」で「そういうことじゃない」と否定している。田中いわく「実際のところ、そこそこ楽しくやっている」そうなのだ。

 コラムの内容を見る前に、これまでの“闇発言”を振り返りたい。特に闇発言が顕著だったのは、MCを務めていた『もしかしてズレてる?』(フジテレビ系)だった。密着取材の中で、友人に「24時間がホントに長い。気付いたら3年経っててほしい」とボヤき、「誰かに電話したいと思っても、電話をかけられるような人がいなくて涙が出てくる」「『みんないなくなっちゃえ』と思って電話帳を全部消してしまいたくなる時がある」と告白。別の放送回でも「今、全然生きる気力はないよ。毎日、生きてて楽しいと思わない。何のために働いているのかわからない」と絶望的な発言をしていた。

 田中は同番組で周囲が既婚者だらけになっている現状を嘆き、自分は以前交際していたオリエンタルラジオ・藤森慎吾(34)との破局をまだ引きずっているとも明かしていた。こうした背景もあって、孤独感や虚無感を覚えているのかもしれない。昨年12月にゲストで出演した『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)でも、「誰かに必要とされたい願望」を語っている。こうした田中の発言に、ネットでは「私の闇と似ている」といった共感の声が相次ぎ、さらに「休むべきでは」と田中を心配する声が上がった。

 さて、しかし心配は無用だ。共感する一般女性が多いことからもわかるように、みんな言わないだけで“心の闇”を飼いならしているのである。「生きていて楽しいと思わない」と題したコラムは、自身の闇発言が及ぼした影響について「バラエティー番組でこのような発言をしてしまったが為、このところ周囲が私に憐れみの目を向けているのをもろに感じる」「実際のところ、そこそこ楽しくやっているだけに良心の呵責に苛まれる」と、軽く反省。

 田中は“闇発言”を繰り返してきたが、常時病んでいるワケではなく、基本は「そこそこ楽しくやっている」けど、時として「生きていて楽しい」と思えなかったり、「何のために働いているのかわからない」と感じることもあるのだろう。だから、過剰に心配されることに良心が傷むという。田中はぶりっ子キャラから脱却し、新たに“闇キャラ”のイメージが定着しつつあるが、コラムでは「キャラクターというものは武器にもなるが、時として煩わしくもある」と、いちいちキャラ付けされること自体に疑問を覚えているようだ。

 ふとしたタイミングで心がモヤッとすることは、そのレベルに個人差はあるにしても、誰にでも起きること。少なくとも、田中みな実を「異常!」と心配することは過剰反応だろう。

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