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元NHK登坂淳一アナがセクハラ事件を否定 「恋愛アプローチ」と「セクハラ」の違いとは

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フジテレビ公式サイトより(登坂アナは写真中央)

 4月からスタートする『プライムニュース』(フジテレビ系)で夕方のメインキャスターを務めることが発表された元NHKの登坂淳一アナウンサー(46)のセクハラ事件を、発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。NHK時代は視聴者から「麿(まろ)」の愛称で親しまれていた登坂アナは、1月11日付でNHKを退職し、ホリプロに所属。16日に『プライムニュース』のメインキャスターに就任すると発表され、「新しく挑戦しながら元気の出る放送を温かくお届けしていきます!」と意気込みを見せたばかりだ。登坂アナ側は事件を否定している。

 「週刊文春」が取材した“被害女性の友人”によれば、登坂アナがセクハラ行為を働いたのは札幌報道局に赴任した約1年後の2011年6月。番組収録後の打ち上げ中、NHKの新人契約キャスターの女性(20代)に執拗なボディタッチを続け、女性がトイレに逃げると、追いかけた上でキスを迫り、胸などを触ったという。

 被害を受けた女性は悩んだ末、登坂アナの所業を札幌報道局に報告。登坂アナはNHKの局内調査に応じて事実関係を認め、上司から厳重注意を受けたと、関係者が証言している。その話は東京本局にも伝わり、NHK執行部が「登坂を今後、絶対に東京には戻すな」と激怒したことで、登坂アナは一度も東京に戻ることなく、局を去ったとされている。

 今回明らかになったセクハラは、上位の者(登坂アナ)が下位にある者(新人契約キャスター)に対し、性的な言動や行為を働くという典型的な例だが、改めて「厄介」であると再認する。被害女性は事件直後、「キャスターの仕事を失ってしまうのでは」と不安になり、当初はNHKには報告できず、弁護士に相談していたという。先輩アナウンサーに諭されたことで、やっと告発に至ったそうだ。

 登坂アナは女性の体に許可なく触りながら耳元で「一緒に抜け出さない?」と囁き、女性が振り切って帰宅した後、「どうして帰っちゃったの?」などとメールを送ってきた、とある。それらが事実ならば、登坂アナは自由恋愛として女性を口説いているつもりだったのかもしれない。しかし、だとしたら登坂アナは、自らがその場で持つ権力にあまりに無自覚である。局内のエースでエリートアナだった登坂アナは、札幌報道局で当時、アイドル並の処遇を受けていたという。

 加害者が権力を持つ立場である以上、被害者にはセクハラを告発することで自分の立場が危うくなるかもしれない、という懸念がつきまとう。もみ消される可能性もあり、最悪、被害者が泣き寝入りするパターンもある。だからこそ、この事件で登坂アナは、被害女性に「ちょっかいを出す」ことが自由恋愛の範囲外になることを自覚していなければいけなかった。同記事には、登坂アナは常に女性関係が派手だとの記述も散りばめられており、今後、第二・第三の告発が控えている可能性もないとは言いきれない。

 しかし登坂アナは、この記事内容を否定している。被害女性は「文春」の取材に対しセクハラされた事実を認め、「NHKで適正な対応・処分をしていただきました」と、弁護士を通じて返答。だが、登坂アナ側は「NHKの在籍時に一切処分は受けておりません。事実と異なる指摘に大変困惑しております」と回答している。フジテレビも、登坂アナから「セクハラ問題で処分を受けた事実はない」と報告されているという。

 もし、セクハラ事件および処分を受けたという記事内容が事実でないならば、逆に登坂アナが名誉毀損で「文春」を訴えることもできるが、果たして。少なくとも詳しい説明なしに新番組の準備を進めていくことは、あってはならない。

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