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『海月姫』で泉里香の評価が一転、『BG~身辺警護人~』石田ゆり子は急降下!? 明暗ポイントとは

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『海月姫』公式サイトより

 現在放送中の月9ドラマ『海月姫』(フジテレビ系)。平均視聴率は初回8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2話6.9%、第3話5.9%と苦戦しているが、役者たちの奮闘ぶりが好評を博している。瀬戸康史(29)の女装は前評判通りの可愛らしさで、芳根京子(20)、内田理央(26)、松井玲奈(26)ら若い女優陣による振り切った挙動不審な演技も上手い。レクサスをこよなく愛する鯉渕家のドライバー役を演じる要潤(36)も、出るたびに笑いを誘う人気キャラになりつつある。

 なかでも、良い意味で最も視聴者の期待を裏切ったのが、街の再開発を進める悪役デベロッパー・稲荷翔子を演じる泉里香(29)。稲荷翔子は、工藤阿須加(26)演じる童貞エリートの鯉渕修に色仕掛けで近づく「腹黒魔性女」という立ち位置だが、泉はコミカルな演技で腹黒感を際立たせている。

 モデル兼グラビアアイドルの「モグラ」としてブレイクした泉里香だが、誌面からトークバラエティ、ドラマ、CMと活動の幅を急速に広げてきた。17年7月期の連続ドラマ『カンナさーん!』(TBS系)で、主人公の渡辺直美(30)と一時的に対立する清楚な女性の役を演じた際は、視聴者間で「役でも素でも泉里香嫌い」「演技が下手すぎる」「棒読み」「ゴリ押しキャスティング」といったアンチコメントが飛び交ったが、今回は違う。そもそも彼女はモグラである前に女優なのだ。

 デビュー間もない2003年、まだ中学生だった泉里香は、旧芸名で実写版『美少女戦士セーラームーン』(CBC制作、TBS系)に水野亜美/セーラーマーキュリー役で出演。共演したセーラー戦士たちとは今も頻繁に集まる仲だ。その後いったん芸能活動を休止するが、2005年に再開。モグラとしてブレイクする以前に、脇役ではあるもののドラマや映画への出演を続けていた。同時に女性向けファッション誌のモデルもずっと継続してきたが、転機となったのは2016年に男性向け水着グラビアを展開したことだったのは言うまでもない。そこから「モグラ」ブームを牽引する存在として注目されるようになったのである。急に芸能界に登場したように見られがちだが、下積み時代は長かったのだ。

 『海月姫』での泉里香には、「こんな演技できるんだ! 見直した」「泉里香の演技上手い!重要な役だから演技上手い人じゃないと見れなかったと思う」と驚く視聴者コメントが多くネット上にあがり、長い下積みが結実したといえるだろう。作中では、堂々と枕営業を画策したり過激な言動を連発したりと、ズバリ憎らしいところしかない悪役を演じているが、コミカルな演出のため役柄通りに嫌われることもなさそうだ。『カンナさーん!』で演じた清楚な女性とは真逆の役柄で、“あざとく見える役”ではないことも奏功している。

 逆に、「この役柄は合わないのでは…?」と疑問視されているのが、木村拓哉(45)主演ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)での石田ゆり子(48)だ。同作で石田は腹黒い政治家役を演じており、爽やかで誠実なイメージが強い彼女にとってはチャレンジングな役柄だが、視聴者の反応は「こんな下手だったっけ?」と、悪い方向での驚きがあるようだ。

 “演技力”という評価基準は非常に曖昧で、与えられた役が演技者にハマっているかどうかで評価は大きく左右される。以前は「棒演技俳優」の代表的存在と散々な言われようだった東出昌大(30)は、『あなたのことはそれほど』(TBS系)で演じた狂気の夫役が「とても似合っている」とされ、評判が良かった。ハマり役に出会えるかどうかは、そればかりは運でしかないところが難しい。また、べったり貼りついたイメージを覆すような役にも挑戦していきたいのが役者というものだろう。石田ゆり子もBG~身辺警護人~』が終了する頃には、彼女自身に重ねられるイメージを塗り替えているかもしれない?

(ボンゾ)

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