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安藤サクラがNHK朝ドラ『まんぷく』ヒロインで期待高まる、『ママゴト』でも見せた説得力ある演技

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ユマニテ オフィシャルサイトより

 131日、NHK連続テレビ小説の99作目『まんぷく』のヒロインを安藤サクラ(31)が務めることが発表され、実力派女優の抜擢に期待の声が上がった。同ドラマは、インスタントラーメンを生み出した日清食品創業者・安藤百福氏と妻の仁子氏の半生をモデルとした物語。安藤サクラが演じるのは、高度経済成長期を生きた仁子を元にした「福子」役。

 今回のキャスティングについて制作統括の真鍋斎は、NHKの公式サイト内で「安藤サクラさんが、日本屈指の演技力を持った女優であることは、誰もが認めるところでしょう」「彼女に、朝ドラというフィールドでヒロインとして演じていただけたら、どんな素敵なことになるだろう。その着想にとらわれたとき、私はとても高揚しました」とコメントしている。同作は “約40年”という長い期間を描くこともあり、演技力を重視したキャスティングだったという。ドラマが放送されるのは201810月だが、ネット上では「大正解のキャスティング!」「これは期待しかない」「久々に本格的なドラマになりそう」と早くも注目が集まり、期待が寄せられている。

 かつてNHK連続テレビ小説のヒロインは“新人女優の登龍門”とされていた。近年でも、13年放送『あまちゃん』にて大ブレイクしたのん(24)のように朝ドラを機に一気に知名度を上げた若手もいるが、宮崎あおい(32)主演の06年放送『純情きらり』から、すでに民放ドラマやメジャー映画で主役を務めた経験のある女優がキャスティングされることも増えてきていた。

 安藤サクラも、演技派として確固たる地位を確立している人物。映画『0.5ミリ』では「第38回日本アカデミー賞」の優秀主演女優賞や「第57回ブルーリボン賞」の主演女優賞などを受賞し、映画『百円の恋』でも「第39回日本アカデミー賞」の最優秀主演女優賞や「第88回キネマ旬報ベスト・テン」の主演女優賞など、数々の映画賞を受賞。一方で、今春から放送される子供向けアニメ『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』(テレビ東京)では、魔法界から来た妖精・モコニャンの声優を務めるなど、マルチな才能を発揮している。

 またNHKドラマへの出演経験も豊富で、1610月放送の『ママゴト』で疑似母役を演じたことは強烈な印象を残した。ガサツで男勝りな性格のスナックのママが突然、友人の息子を預かることになったという物語で、松田洋子の漫画が原作。放送前は安藤サクラがこの母親役を演じることに違和感が強いというネガティブな反応がネット上で多かったのだが、いざ放送が始まると巧みな演出・構成力、そして安藤の卓越した演技力に視聴者は絶賛の声を送ることになったのだ。彼女が演じることで、架空の存在が説得力を持ってリアルに感じられ、視聴者や観客の腑に落ちる。それは『ママゴト』だけでなく、前述の映画賞総なめ作品『百円の恋』で演じた、フリーターからボクサーの道を歩む女性の役も同様だった。朝ドラのヒロインは明るく健気で可愛らしいヒロイン像として描かれるパターンが多いが、彼女が抜擢されたからには『まんぷく』の福子はそうではないのだろう。

 安藤サクラ自身、プライベートで昨年6月に第一子を出産したばかりだが、それゆえ彼女はこの朝ドラオファーに際して最初は「出来ない」と判断し、断ろうとしていたという。そもそも出産を機に「もう演技の仕事からは退く」との決意まで持っていたというからファンのみならず業界の誰もが驚いただろう。しかし彼女の夫である俳優の柄本佑をはじめ、両親(奥田瑛二、安藤和津)、義両親(柄本明、角替和枝)にも「何でやらないの?」と背中を押され、主演を引き受けたと会見で明かした。ドラマは大阪で撮影するため、安藤は大阪へ娘を連れて行くという。すでに託児所を設けたりとさまざまな対策が講じられているそうで、NHK上田良一会長も定例会見で「現場はできる限りサポートしていただきたい」と提言している。安藤本人は「出来ない」と思っていたことが、周囲の力で「出来る」ようになるのだ。

 『まんぷく』は10月1日から放送スタートとなる。

(ボンゾ)

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