松本人志や西川貴教が警告、タレントの迷惑を意に介さない一部ファンの行動

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松本人志Twitterより

松本人志Twitterより

 ダウンタウンの松本人志(54)が2月3日、ある迷惑行為について投稿したツイートが反響を呼んでいる。松本は移動中の新幹線で寝ていたところ、見知らぬ他人から揺り起こされて、写真撮影を求められたそうだ。これに対し「新幹線で寝ているオレを揺り起こしてまで写真を求めてくる奴。いつか心霊写真としてでてあげるね♡」とジョークを織り交ぜながら苦言を呈したかたちだ。550万人を超えるフォロワーがいる松本のこのツイートには、13万件を超える「いいね」が殺到し、「失礼極まりない」などマナー違反に対する批判のコメントが殺到。一方、「有名人なんだから仕方ない」と有名税として許容を求める意見もあった。

 マナー違反を繰り返す一部ファンに向けては、各所で問題視されてきた。ジャニーズ事務所は、所属タレントの一部ファンが「マナーに反する過激な行為を行う」ことについて、公式サイトで「大切なお願い」と題した声明文を掲載している。

 神田沙也加はTwitterで、「逆の立場でちょっと想像してみて欲しい。街で急に、知らないひとに『○○ちゃん』って腕や肩を触られたりトントンされたらびっくりしませんか? 死角からだとほんとに驚くよ」と悲痛な思いを綴った。

 ロックバンドONE OK ROCKTakaは、「動画やら写真やらパシャパシャ撮られてみんな毎日ちょっとシンドイ思いしてます。」とインスタで海外ツアー中に起きた日本人ファンの迷惑行為に不快感を示した。

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 先月8日には、歌手の西川貴教(47)もTwitterで非常識な自称ファンへの警告をしている。

「品川駅などで有名人を見つけては『サイン下さい』っていうみんな、持ってるカバンの中から分厚い色紙の束が見えてるし、本当に喜んでくれるならと思って書いて下さる有名人の方にも失礼なので『ファンです』じゃなく『書いてもらった色紙をこの後ネットで販売しますが、書いてもらえますか?』て言おうね」

 西川の場合は、転売目的でサインを求める一般人への注意だ。このツイートに対して「失礼とか常識が…とかの次元じゃない」「不特定多数の有名人にサインもらって、ネットで転売する神経が考えられない」など共感の声が続々寄せられ、7万4000件以上のリツイートを記録、反響が広がった。

 同業者である歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ(24)も「むちゃわかります、、、!」と同調の声を寄せ、シンガーソングライターのMs.OOJA35)も「断ると『(自分の)名前付きで良いんで書いてください』って謎の交渉してくる人もいますよねw なんなんでしょうね。ほんとに」と自身の経験談を明かした。これに対して西川も「あるある」と反応し、表舞台に立つ側の人間に対して、非常識な行動に出る人間が少なくないことがわかる。同時に、芸能人がプライベートで不愉快な場面に頻繁に遭遇していることが垣間見えた。

 想像するだけでもゾっとする恐ろしい体験をしたタレントもいる。先月26日に放送されたトークバラエティ番組『必殺!バカリズム地獄』(AbemaTV)で、ゲストのひとり、モデルの梨衣名(27)が「怖すぎて」と自身の体験を語った。

 終電で帰宅した時のこと。オートロック付きマンションの玄関に辿り着き、鍵をさした瞬間に“トントン”と後ろから肩をたたかれ「電車で見かけて一目惚れしたので、ファンになりました。友達になってください」と言われたそうだ。オートロックにもかかわらず背後から建物内に侵入してきたようで、彼女が怯まずに「ファンになってくれるのは嬉しいんだけど、家について来ないで!」と駅のほうを指さしたところ、あきらめて帰って行ったという。

 有名人を見かけたとき、気持ちが高揚して何らかの関わりを持ちたくなってしまうにしても、相手は知人ですらない完全な他人。自分は相手のことを知っているが、相手は自分のことなど知らない。無闇に声をかければ不快感や恐怖心を与えて当然だ。場合によっては当人だけではなく周囲の人間にも迷惑がかかるだろう。明石家さんまのように、いついかなるときもファンの声かけに応じ「神対応」などと賞賛されるタレントもいるが、それがタレントとしてあるべき姿なわけではなく、さんまは特殊である。プライベートの有名人にいちいち「良い対応」を期待しないことだ。

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