連載

義母の介護丸投げで不倫、「離婚しても介護しろ」と要求する夫に妻が下した決断

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「もちろんすったもんだがありました。夫には内緒で義弟と義妹に連絡しておき、夫の帰宅時間に家に来てもらい洗いざらい話しました。いくら身内と言えども人がいる前で暴力は振るえないので。義弟も義妹も驚くと同時に呆れていました。私も『妊娠』を知らされた後は怒りより『一体何やってんだか!』という呆れの気持ちの方が強かったしそれは今でも同じです。
『どうぞ彼女と結婚して幸せになって下さい。それと実の子供が2人も近くにいるのだからお義母さんのこと協力して頑張ってお世話して下さい』と伝え、以前からまとめていた私の荷物(大した量ではありません)と共にとりあえず前から押さえていた仮の住まいに引っ越しました。何とか夫に合意させ(かなりごねられましたが)私の収入をこつこつ貯めたお金(約300万)だけは持ち出せました。次回の住居と働き先も決まりました。県外で住み込み、きつい仕事ですがきちんとした仕事です」

 脱出できてよかったぁ~~~! トピ主の息子2人にも連絡したところ「全力で母さんの応援をするから」と励まされた。離婚することになったこの夫の後妻が、息子たちとさほど年齢が違わず、しかも腹違いの弟か妹ができることには、息子たちも複雑な様子だったが、トピ主からは「もし将来頼られても関わらないように」と伝えておいた。夫は定年まであと2年ほどあるが、その時得られる予定の退職金は、その後妻となる不倫相手との旅行やプレゼントのためのカードローンの支払いに消えてしまうそうだ。いやはや。

 これだけでもびっくりな展開だが、離婚の話し合いの時、夫(もはや元夫)はトピ主にこんなことを言っていたという。

「あの時は安全日(妊娠の可能性がない)と言われたのに」
「こうなったのはお前(私)が化粧もせず髪もボサボサ、白髪もそのままで女を捨ててしまったからだ」

 呆れるとともに、女を捨てざるを得なかったのは介護のせいでしょう? と反論したくなったが、トピ主は黙っておいた。義母のことは心配だが、夫含め、実の子供が3人もいるのだからと割りきることにしたという。

 それでも、最後のレスでは義母への思いを綴る。

「義母はデイの車に乗るときはかなり拒否がありますが、一旦デイに着くと笑顔もよく見られ入浴も問題なく(デイを利用する最大の理由が入浴のためです)レクリエーションも他の利用者さんや職員さんと一緒に楽しんでいるとのことなので、相性がいい施設だったら問題なく過ごせるはずです。とにかくもう義母の事は実子3人とケアマネージャー(離婚するのでこれからは夫と弟妹と話し合いをよろしくお願いしますと連絡しました。)にお任せします。私と違って3人ともきちんと大学まで出してもらったんだから恩は返すのが筋と今はそう思えるようになりました。在宅では無理でしょうが。とにかく義母には毎回温かい食事を摂れ冬は暖かく夏は涼しい環境、きちんとお風呂に入れる生活を送れればそれでいいと思っています」

 コメントでは応援の声が殺到。小町では「介護は実子」と頻繁に目にするので、嫁の立場であるトピ主がこういった経緯で家を出ることに関して批判は少ない。それよりも、夫に関する心配の声が相次いだ。

「どうせ今妻との結婚だって先が見えています。
お金があると見えたから着いてきているのです。
金の切れ目が縁の切れ目、今妻に見捨てられたあとは、すがってくるのはあなたや子供のところです」

「一応生まれてくる子供のDNA検査だけはさせておいた方がいいと思います。
元夫さんもだまされているかもしれません。
『こちらに迷惑がかかるのを防ぐため』で強制的にやってもらいましょう」

「退職金が借金返済で消えたなんて、(トピ主に)渡さないための方便かも知れませんよ。
妊娠も、怪しいもんです。
『はいそうですか』と、引き下がるわけに行きません。
血も涙も無いのは、あちらの方です」

 確かにまだ色々と気になる問題は残るが、ひとまずトピ主は自由になれてよかった。もちろん自由になれたから万歳というわけではなく、婚姻生活破綻はトピ主が思い描いていた道とは違うだろうし、屈辱的な思いも残るだろうし、理不尽に失わされたものは少なくないが。

 最後に、「介護は実子」問題についてのコメントをあらためてさらっておきたい。近所に夫の兄弟がいながら、トピ主が義母の介護を丸投げされていたことについて、コメントがいくつか寄せられていた。

「また勝手な考え方、長男嫁に煩わしい事を全て押し付けるというのは日本に未だに残っている習慣、風習? と思います。
ここまで酷くなくとも、理不尽な状況に苦しんでおられる方がおられたら、何とか一歩を踏み出して欲しいと切に願います」

「『介護は実子』小町でも世間でも、そう叫び続けてきた甲斐はありましたね。
勿論、実際に直面したら家計費を稼ぐ事との役割分担で実働は嫁がするケースもあります。しかしそれはあくまで『弾力的な運用の結果』にすぎません。
夫が仕事を頑張りつつ、家庭の事にも目配りをし、親を主に看てくれる妻をいたわり、自分で可能な事(話相手など)は積極的に親に関わる。そういう条件でこそ『介護は実子が基本だけど、代わりに嫁が』となりうるのです。
『結果的に嫁がすることになる事はあるが、基本は介護は実子』にしないと、主様の夫のように、夫婦関係が実質破たんするような行動(不貞やそれに伴う浪費等)をし、果ては離婚と再婚という法的に夫婦でなくなる事態になってさえ「介護は嫁のお前がやれ」という大馬鹿者が幅を利かせかねないのです」

 何の疑問もなく母親の介護を嫁に(仕事を辞めさせて)押し付けることのできる夫だったからこそ、スーパー身勝手な離婚話も切り出せたのかもしれない。

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