博多華丸・大吉の『あさイチ』MC就任、芸人ばかりが情報番組に出ずっぱりな現状

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博多華丸・大吉 プロフィール 吉本興業株式会社 サイトより

 朝の情報番組『あさイチ』(NHK)にてMCを務めるV6・井ノ原快彦(41)と有働由美子アナ(48)が3月で卒業を発表し、10日発売の一部スポーツ誌が後任は博多華丸・大吉と同局の近江友里恵アナウンサーに決まったと報じた。

 これを受けて、14日放送のラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)にて、博多大吉(46)が同ニュースに言及。水曜日担当の笹川友里アナ(27)から「4月から生活が一変されると。おめでとうございます!」と祝福されると「あれね。僕ももちろん多少の話はあったんで。どうなるんだろうと思っていたら、新聞に『あさイチ』とワーッと出ちゃって。もちろん大人だからうっすらとは聞いていたけど」と博多大吉自身も、先走った報道には困惑したことを明かした。

 報道を受け、すぐにマネージャーに「決まったの?」と確認を取ったものの、「『NHKさんの正式発表じゃないんです』と返ってきて。スポーツ新聞がスクープした形になっているんですね。『あれ、どうなの?』って聞いたらマネジャーがちょっと慌てて『正式発表をお待ちください』ってガチャンと(電話を切られた)」とのこと。

 その後も、マネージャーと現場で顔を合わせるたびに確認したそうだが、その都度「正式発表はないんで」と言ってどこかへ消えてしまうそうで、「まるで『プライベートなんでやめてください』みたいな感じでちょっと逃げ回られている」と語っていた。博多華丸と新聞を読みながら「春からどうなるんだろう」と戸惑っていることを明かしつつも、最後は「決まり次第、報告させていただきます」と締めた。

 ワイドショーや情報番組の司会に抜擢されるお笑い芸人は、もう10年以上前から何人もいた。加藤浩次(48)は2006年から『スッキリ』(日本テレビ系)、恵俊彰(53)は2009年から『ひるおび!』(TBS系)、爆笑問題にいたっては『サンデー・ジャポン』(TBS系)を2001年から長年継続中。そしてここ数年は、さらに増加中だ。

 2010年代に入ると、2011年から南原清隆(53)の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、2012年から設楽統(44)の『ノンストップ!』(日本テレビ系)、ふかわりょう(43)の『5時に夢中!』(TOKYO MX)、2013年から松本人志(54)と東野幸治(50)の『ワイドナショー』(フジテレビ系)がスタート。

 最近では2016年から田中直樹(46)が『ZIP!』(日本テレビ系)の木曜パーソナリティ、近藤春菜(34)も『スッキリ』のサブMCに就任、17年から渡部建(45)が『王様のブランチ』のMCを担当することになった。メインではなくコメンテーターとしての出演も含めると、『ビビット』(TBS系)にはカンニング竹山(46)、千原ジュニア(43)、中田敦彦(35)などが出演中。芸人が朝から晩までテレビに出ずっぱりとなっている。

 今回『あさイチ』に華丸大吉が選ばれた理由は、NHKの関係者が「老若男女に愛されるキャラで朝の顔にふさわしい。少々きつい言葉でツッコんでも、大吉さんはなぜだか空気を中和してしまうような不思議な魅力もある」とオファーの理由を明かしていたという。華丸大吉は「ビデオリサーチ」が発表した「男性タレントの人気度調査」によると、2016年8月度が11位、17年2月度が6位、17年8月度が4位と人気が上昇している。安定した話術を持ち、好感度も抜群な中堅芸人は、制作側にとって非常に魅力的な「帯番組タレント」なのだろう。

(ボンゾ)

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