2月13日放送の『指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙』(AbemaTV)では、サイテー男たちが「モテる女」の行動について言及し、指原莉乃(25)の「会計時に財布出すフリをするとモテる」という意見に対して議論が勃発した。番組では出演者のホストが会計の時に財布を出そうともしない女性を取り上げ、そういう人は「絶対に誘わない」と断言。これに男性陣からは共感する声が上がり、“変態モデル”山ノ内ジャン(30)も「その動作(財布を出すフリをする動作)可愛いですよね!」と賛同した。
するとMCの指原莉乃は「いやらしくないですか?」と割って入り、奢られるとわかっていながら財布を出すのは「恥ずかしい」と反論。しかしブラックマヨネーズの小杉竜一(44)は「フリってわかっててもやってほしいな」と譲らず、吉田敬(44)も「その時はさっしーが半笑いになっててもいい」と援護。結局、財布を出すフリは”したほうがモテる”という結論に落ち着いた。
男女の「奢り・奢られ問題」はたびたび議論を呼ぶ。たとえばフリーアナウンサーの高橋真麻(36)は、以前『ダウンタウンDX』(読売テレビ)で「ご飯を奢ってくれない人とは続かない」「高いところで割り勘とかにするんだったら、安いところで奢ってくれたほうがいい」との持論を展開。同番組内で井戸田潤(45)が「おかしくない? そもそも飯食う時に奢ってもらうのが当たり前っていう感覚が」と突っ込むと、高橋真麻は「女性はデートに行く前に美容代とかお化粧とかお洋服代とかいろいろかかってる」と説明した。
2016年に放送された『Momm!!』(TBS系)では、奢られて「ごちそうさま」も言わない女性に注意すべきか、という議論が勃発。MCの中居正広(45)は「初対面でも注意する」と言っていたが、自分が払った場合でも他の人を指して「あいつが払ってくれた」と告げ、第三者を装い「ごちそうさま」を促すそうだ。ちなみに同番組にも指原莉乃が出演していたのだが、当時は“財布を出すフリ”をしていたようで、中居に「上手いことやるよね」と指摘されている。指原はその後、絶対に奢られるとわかっていながら財布を出すことを恥ずかしく感じるようになったのだろうか。
このように男女の「奢り・奢られ問題」がテレビなどで話題になると、ネット上では必ず「女性の社会進出が進んでるんだから、男性ばかりが奢る必要はない」「“男性が奢るもの”って考え方は男尊女卑」という声が寄せられる。男性が奢るものと決め付け、食事を奢らない男性を「男らしくない」と断罪する価値観を大多数が持っていれば確かに男性は生きづらいだろう。女性に支払い能力がある(使えるお金がお互い財布に入っている)にもかかわらず、男性が支払うことがスマートでカッコよく愛情深いと社会的に捉えられているがために、男性ばかりが金を出す状況は歪である。
一方で「奢られることでときめく女性」を男性が口説きたい場合は、もう奢るしかない。高橋真麻に好かれたい男性は奢り、山ノ内ジャンに好かれたい女性は“財布を出すフリ”をすれば良いだけのことだ。性別問わず、奢ってもらうことを愛情表現と捉える人にとっては、それはもう覆しようのない事実なのだろう。支払い問題は、男女観や恋愛観を知るひとつのバロメーターであるからこそ、議論に終わりがないのかもしれない。
(ボンゾ)