長澤まさみに声優としても期待、飛躍の年になること間違いなし

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長澤まさみ Instagramより

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 3月3日公開の『映画ドラえもん のび太の宝島』に、長澤まさみ(30)がゲスト声優として出演している。アニメ声優に人気女優が選ばれると一部の声優ファンが何かと憤りがちだが、彼女の起用は声優ファンにも歓迎されている様子だ。

 『映画ドラえもん のび太の宝島』で長澤まさみは、のび太たちと敵対する海賊船船長の妻・フィオナ役を演じた。公式サイト上に、「ずっと慣れ親しんできたドラえもんの世界に、まさか自分が参加できるとは思ってもいなかったので、本当に光栄です」と喜びのコメントを寄せている。

 ネット上では「最近すごい声優として活躍してるけど、普通に上手いから安心して見られる」「長澤まさみが出るんなら(ドラえもん映画の対象年齢じゃないとしても)おっさんだけど見に行きたい!」といった声が目立った。俳優を起用することが話題性狙いのキャスティングに過ぎないと批判されるケースは多いが、長澤まさみは純粋に彼女の声優としての演技が期待されているようだ。

 長澤まさみは以前から様々な作品で声の演技に挑戦しているが、2008年のOVA「デトロイト・メタル・シティ」や、2010年のゲーム「二ノ国」では、作品のファンから賛否の声が上がっていた。声優としての出世作とされるのはジブリ映画『コクリコ坂から』の主役・松崎海役だ。2015年の『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』のエミちゃん(大人)役も演じている。

 彼女の転機となった作品は、おそらく2016年の『君の名は。』だっただろう。主人公が憧れる先輩女性・奥寺ミキ役に抜擢された長澤まさみは、アニメファンを驚かせた。鑑賞者からは「奥寺先輩の声優めっちゃ上手いなって思ったらエンドロール見てびびった」「沢城みゆき(32)かと思ったら長澤まさみだった」といった具合に衝撃を受けたとの感想が相次いだのだった。

 また、同作品で共演したベテラン声優・井上和彦(63)も、「AERA 」にて次のように賞賛している。「一言喋っただけで出来上がる空間には驚きました。ナチュラルなのに存在感がある、ステキな女性を見事に演じられていました。あんな先輩がいたら絶対バイト張り切っちゃうと思います」。

 2017年の映画『SING』では、ヤマアラシのアッシュ役として洋画の吹き替えに挑戦。作中歌で歌声も披露し、「アッシュの歌、最高過ぎて泣きそうになった」「演技も歌もすごい!」「奥寺先輩とアッシュの演じ分けが凄い」と、さらに声優としての評価を上げている。

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