
羽生ゆずれないTwitterより
平昌五輪フィギュアスケート男子で金メダルを獲得し、五輪ニ連覇の王者となった羽生結弦選手(23)、その人気はますます上昇の一途を辿っている。同時に注目度が高まっているのが、羽生結弦の「そっくりさん」モノマネ芸人・羽生ゆずれない(22)だ。明治大学政経学部4年に在籍しながら、モノマネショーパブ激戦区の東京・麻布十番にあるショーパブ「リトモディブリブリブッスン」にて週6回、舞台に立っているという。羽生結弦モノマネはあくまで「顔だけそっくり」だが、小学2年生から取り組んできたアイスホッケーではU-18日本代表に選出され主将を務めたほどの実力者でもあり、リンクで滑りながらの顔マネもできる。主なものまねレパートリーはルパン三世、細川たかし、瀬川瑛子、八代亜紀、氷川きよし、田村正和、五木ひろし、米米CLUB……羽生結弦以外のネタは、ライバルが多すぎる。「羽生結弦そっくり」というウリを最大限活用する「羽生ゆずれない」改名は賢明な選択といえるだろう。
もともと相木健太の名前で活動していたが、一昨年、芸人の先輩であるダークホース山出(山ちゃん)にこの「羽生ゆずれない」という名前をつけてもらっている。山ちゃんはブログで「弱冠21歳 現役大学生 アイスホッケー日本代表 キャプテン という肩書きがありながら 将来はものまね芸人になりたい 夢をひた走る男子です」と相木健太を紹介。かつて「小石田純一」を命名した山ちゃんは、ショーパブや営業のお客から「羽生くんに似てる」と評判の相木健太に、「羽生ゆずれない」「羽生ごねる」などの新名を提案。すると相木は、「僕はそっくりさんではない!」「とにかくそっくりさん系の名前が嫌だ」と猛反発したのだという。経緯は山ちゃんのブログに詳しい。しかし現在、彼が「羽生ゆずれない」として活動していることから、そっくりさんでいくことに折り合いがついたのだろう。羽生結弦本人のメイクや表情を研究し、話題になったセクシーなパーカの脱ぎ方を会得、羽生結弦が平昌五輪フリーで演じたSEIMEIの衣装もオリジナルで制作。もう完全にそっくりさんである。
ちなみに明大アイスホッケー部のルーキーとして受けた同校スポーツ新聞部のインタビュー(2013年)で、彼は「休日の過ごし方」をきかれ、友達と買い物や食事をする以外にも「YouTubeやFC2動画で芸人のものまねを見ています」と回答。好きなアーティストは「米米CLUB」。もうこのときから、モノマネ芸人になりたいという夢は固まっていたのかもしれない。また、ネットでは「Kis-My-Ft2の宮田俊哉にも似てる」との声がある。

ゆずれない、素の表情のほうが似ている…?
ものまね界の大御所で、麻布十番でショーパブ「ミミック東京」を運営するコロッケ(57)も、羽生ゆずれないはともかく羽生結弦選手には注目しているようで、2月21日に開いた「新作ものまね発表・緊急記者会見」で、集まったマスコミから平昌五輪の選手で挑戦したい選手をきかれて「ふざけてやると今まで以上の反感が来そうな気がしますが」と前置きしつつ、「(ものまねタレントは)みなさん、羽生結弦選手を狙っていると思いますよ」と明言。他にも第二第三の「羽生そっくりさん」が登場するのかもしれないが、確かにふざけてやれば大炎上だろう。
コロッケでなくともわかることだが、五輪ニ連覇の偉業を成し遂げたうえ多くの熱心なファンがついている羽生結弦のものまねをすることは、高いリスクを伴う。しかし羽生ゆずれないは同じスケート競技者でもあり、羽生結弦に敬意を払っていることから、炎上の火種は小さめにとどまっている……ような気もする。
では最後に、「ゆずれない」「ゆづる」を交互に見てみよう。

ゆずれない

ゆづる

ゆずれない

ゆづる

ゆずれない

ゆづる

ゆづる