
サンドウィッチマン公式HPより
2007年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で、敗者復活戦から奇跡の優勝を果たしてブレイクしたサンドウィッチマン。賞レースで優勝しても一時的に露出が増えるだけで消えていく芸人が多い中、サンドウィッチマンはコント師としての実力を発揮し、今なお人気を伸ばし続けている。
17年12月に「日刊大衆」が発表した「歴代M-1王者で最も好きなコンビ」調査では1位に輝き、同年9月に「週刊文春」(文藝春秋)にて発表された「好きな芸人/嫌いな芸人ベスト50」では、明石家さんま(62)、タモリ(72)、ダウンタウンに次ぐ4位にランクイン。そしてビデオリサーチ社が17年8月に発表した「テレビタレントイメージ調査」の人気男性タレント部門では8位を獲得している。
サンドウィッチマンがこれほど支持されているのは、単純に「面白いから」というだけでなく、コンビの仲の良さがウケているという側面もある。「テレビタレントイメージ調査」の人気男性タレント部門にてトップ50にランクインしているお笑いコンビは、4位の博多華丸・大吉、14位のさまぁ~ず、18位のタカアンドトシと、サンドウィッチマンと同じくコンビ愛を強く感じる芸人たちが名を連ねている。
サンドウィッチマンの2人は高校の同級生。高校卒業後、富澤たけし(43)が、すでに会社員として働いていた伊達みきお(43)を3年間に渡って口説いてコンビを結成した。しかし、芸人として上京したものの売れない日々が続き、2人は約10年間も同居生活を送っていたという。
そんな仲の良い2人でも、1度だけ解散危機が訪れたそう。15年11月放送の『八方・陣内・方正の黄金列伝』(関西ローカル)では、伊達が29歳の時に「富澤から(同居していた家の)ふすまを開けて『解散しようか』って言われた」と告白。伊達を退職させてまで芸人の道に誘ったにも関わらず鳴かず飛ばずの現状に、富澤は「『死んでお詫びするしかないのかぁ』と。伊達に対してもですし、伊達の親御さんに対して申し訳ない」と、考え込んでしまったという。
一方伊達は、もし富澤が死んだら芸能界を引退すると発言している。17年放送の『日曜もアメトーーク!』(テレビ朝日系)の 「相方大好き芸人」に出演した際、伊達は「(僕たちは)両思いだけど、6:4で自分のほうが(好きの気持ちが強い)」と富澤への愛情を力説。喧嘩を一回もしたことがないと明かし、同居中は“自分だけ食べるのが嫌”という理由で、コロッケを食べる時は富澤の分も買っていたという。
また2人はほぼ同時期に結婚してW結婚記者会見を開いており、お互いの子供も同級生。家族ぐるみで付き合いのある2人だが、富澤の妻の第2子出産時には、立ち会えなかった富澤の代わりに伊達の妻が立ち会った話は有名だ。最近は、お互いに所帯を持ったこともあり、2人で一緒にご飯や旅行に行くことは少なくなったというが、2人の仲の良さは健在。これからも持ち前のコンビ愛を発揮し、ますます飛躍することだろう。
(ボンゾ)