2月28日、女性芸人のキンタロー。(36)がブログを更新。25日のブログに投稿した「最近とてもまだ記事に出来るような事ではない事がありまして。。でもまだまだ日にちが必要なので。。」「長い目でお待ちいただけたら。それまではこの様なかんじでよろしくお願いします」との意味深な書き込みの真意を明かし、ネット上で炎上した。
キンタロー。が「とてもまだ記事に出来るような事ではない事」と記した事柄は、愛犬の死だった。「心配をおかけしてしまったことすみませんでした。まだまだここで伝えるには時間が欲しかった部分もあるのですが。。。お伝えしようと思います」と決意し、「2月6日22時30分に最愛でありました愛犬ミニーちゃんが旅立ちました」と告白した。
25日のブログには、ファンから「何か大変なことがあったのかな……」「無理せず頑張ってください! 応援してます!」と心配のコメントが相次いでいたが、打ち明けた直後から「……え? それだけ?」「なぜここまでもったいぶったのか謎」「閲覧数稼ぎかよ」と炎上。キンタロー。の意味深な書き方に、離婚や引退といった芸能人としての一大事を予想していた人が多かったようだ。
第三者にとって興味関心の薄い話題なのだろうが、しかしペットが亡くなることは飼い主にとっては心身に異常をきたすほど辛い。「日本医師会」の公式サイトによると、ペットを失うことによる精神的・身体的不調は「ペットロス症候群」と呼ばれ、核家族化が進む現在では特に深刻な問題になっているそうだ。症状は「不眠」「食欲不振」「食べすぎ」「胃の痛み」「息苦しさ」「疲労感」「身体の痛み」などのさまざまな心身の不調が報告されており、実際に東北大震災の際にはペットロスで不調を訴えた人が相次いだ。この時の経験を踏まえて、2016年に山口県では「九州災害時動物救援センター」が設立されている。
キンタロー。と同じようにペットロスで苦しんでいることを明かした芸能人は多い。例えば女医でタレントの西川史子(46)は一時期「急性胃腸炎」で療養していたが、昨年1月に放送された『サンデー・ジャポン』(TBS系)で復帰。番組内で病気の原因について「ペットロス」や「更年期」を挙げていた。また、台湾出身の歌手であるジュディ・オング(68)は2016年の『爆報! THEフライデー』(TBS系)で、ペットロス症候群を患い血圧や血糖値などあらゆる数値が悪化したと告白。さらに幻覚やうつ状態などの症状も現れたと、壮絶な体験を語っている。他にも、中川翔子(32)や柴咲コウ(36)、篠田麻里子(31)なども、愛犬・愛猫と死別した際の辛い経験を明かしている。
キンタロー。と愛犬とは10年以上の付き合い。実母が亡くなった際にも心の支えとなっていたのはミニーちゃんだったそうだ。その悲しみは部外者には計り知れない。
(ボンゾ)