
メルカリツイッターアカウントより
圧倒的なユーザビリティのよさで急成長し、フリマアプリ界ナンバーワンの地位を獲得した「メルカリ」。攻めの手を休める気配はなく、シェア自転車業界にも進出。2月21日には、オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会が主催する「日本ベンチャー大賞」で、内閣総理大臣賞が授与された。
気軽かつ手軽にお小遣い稼ぎができるとして、断捨離ブームにのり勢いよく広まったメルカリだが、「もう利用しなくなった」という元ユーザーもちらほら。あんなに人気で便利なアプリなのに、なぜ? 今回、元メルカリユーザーたちに「私がメルカリを止めた理由」をきいた。いずれも出品・購入どちらも利用していたという4名の女性だ。
山下さん(35)「◎◎円即決でなんとかなりませんか?」
以前はヤフオク(落札のみ)をたまに利用していたのですが、それと比べるとメルカリは残り時間や値段の釣り上げなどを気にしなくていいから快適でした。商品が手元に届いてから支払い段階になるので、届かない詐欺とかは少ないのかなという安心感もありましたね。
慣れてきたら、ローカルルールの『購入前に「購入していいですか?」とコメントしなきゃいけない』をはじめ、面倒だなと感じることも増えてきました
出品者として面倒になったのは、主に3つ。
・購入前に、コメント欄にコメント意思を記入した人の「専用」に変更しなきゃいけない
・「◎◎円(とんでもない値下げ要求)即決でなんとかなりませんか?」とかいう変な人にも真摯に対応しなきゃいけない
・発送したのになかなか荷物受け取り連絡をしてこない相手にやきもき
購入者としては、2つくらいです。
・商品写真がブレているなどで、写真から詳細がわからない
・質問してもとんちんかんな答えが返ってくることがある
全体的に雑な人が多い印象でした。
ただ、やらなくなった最大の理由は、郵便料金の値上げです。これで利益が結構減りまして、完全に遠のきました。
売り買いしていた商品は主にコスメや洋服でしたね。
<売った>
・もらい物の未使用コスメや、1度使用で合わなかったコスメ(すごい売れる)
・女性誌の付録(すごい売れる)
・サイズアウトした子ども服や月齢をすぎた子どもグッズ(相場よりちょい安めにすれば売れる)
・漫画本の新刊(すぐ売れる)
・個人輸入雑貨(すぐ売れる)
・昔着てた服(売れない)
<買った>
・安い子ども服
・少し使用して安くなってる普段使いの基礎化粧品
・レトログッズ(ヤフオクや中野ブロードウェイとかのレトロショップはプロがやってるから高いけれど、メルカリは素人のタンスの肥やしを出しているので安い)