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パパ嫌いの子供…妻がフォローすれば、子供はパパを嫌うはずがない?

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Thinkstock/Photo by Peshkova

 育児は母親だけの仕事じゃない、という意識は、だんだん浸透していきている空気を感じる。一方で「自分の仕事だ」と責任感を持っている母親も大勢いるだろうし、実際に母親だけが育児担当している家庭もまだまだあるのだろう。そしてたまに父親が育児を“手伝う”と、彼の子供への接し方が心もとなく映り、つい口を出してしまったりもする(相手からしてみれば「文句を言われた」と感じるかもしれない)。

 たとえばオムツ替えが下手で排泄物が漏れてしまう、離乳食の作り方や食べさせ方がわかっておらず子供が無駄に泣く、保育園のお迎えで段取りを間違える、週末の公園で見守りが不十分……などの例がある。けれども、続ければ上達する。逆に、続けなければ上達しないし、場合によっては子供が父親に懐かないことさえある。今回のトピは、幼い子供たちから早くも嫌われてしまったという父親(夫)を心配する母親(妻)声を紹介しよう。

夫が子供たちに嫌われて、家庭内で孤立しています。 

 トピ主(34歳女性・専業主婦)には、52歳の夫との間に三児をもうけた(小学校低学年、園児、1歳の息子たち)。夫は子供たちへの愛情は強いものの接し方が下手で、会話や遊びで子供たちを楽しませることができないのだ、とトピ主は言う。さらに夫は、トピ主や子供達をシラけさせる言動も多く、「そのため、子供たちに好かれません」というのである。

「先日も長男に『お父さんも動物園来るんだ。ふーん。お留守番しててもいいよ!』と言われたり、次男に『お父さんと遊ぶとつまらない!お父さんは一人で遊んでて!』と言われてしまいました。人見知りはしない三男にも嫌われています。自宅にいても外出しても、夫だけ孤立しています。夫は『家に居場所がない』と冗談を言っていましたが、最近は本当に落ち込んでいます」

 トピ主はそんな夫が可哀想であり、また、外に癒しを求めてしまう(=不倫)のではないかと心配している。どのように夫を励まし、接すれば、夫の慰めになれるか、また夫が家庭にいやすくなるか、という相談だ。

 接し方が下手であっても、一緒に外出したり遊んだりするのは子供にとって嬉しいものではあると思うが、子供達から「お留守番しててもいいよ!」「一人で遊んでて!」と言われてしまうとは完全にお荷物扱いされ始めているのだろうか。夫も落ち込んでいる場合ではなく子供との接し方を見直してみるのも手ではないか。

 自分がどう夫を励ませば夫の慰めになれるのかと悩んでいるトピ主、なんだか方向性がちょっとずれているような気もしないでもないが、この相談には「びっくり」が3000票を超え、やたらと批判が集まった。批判は一言で言うと妻であるトピ主がちゃんと夫を立てろというものである。

「母親の子供達への伝え方、お父さんの接し方をきちんと教えてないからでは? フォローしてないんですか? 子供達が、そんなこと言ったらどういう風に返してますか? そこが気になりました」

「子供というのは、一緒に接する時間の長い母親をよく観察しています。母親が父親を尊重している姿を見れば、父親はえらい人なのだと思うようになります。なので、トピ主さんにそんなつもりはなくても、トピ主さんは旦那様を蔑ろにしているようにお子さんたちには見えているのですよ」

「ご主人はトピ主さんと年齢差があり、お年の割にお子さん方が小さい。多分日常の会話に、ご主人だけ付いていけないのではないですか。それを放って、母子だけで盛り上がっているんじゃないですか。

我が家も昔その傾向がありました。仕事中心の夫が子どもの興味のあることなんか、知る由もありません。私は子どもがそれを指摘したとき、頑張って働いている父親に対してそれはないだろうときつく叱りました。トピ主さん、お子さんを注意してますか。子どもと一緒になってご主人を排除してませんか。

ここで変わらなくてはいけないのは、ご主人でなくお子さんですよ。貴女まで子どもになってたら、どうしようもないでしょう。しっかり母親でいて下さいね」

「子供がそう発言した時、トピ主さんは黙って聞いているだけですか? だったら半分(以上)はトピ主さんが孤立に追いやっている事になります。父親の地位を上げるも下げるも、子供と接する時間が長い母親の力量次第で変わりますよ」

「トピ主は、ご主人を立ててますか? 子供が一家の主に、こんなひどい事を言っているのに、子供たちを叱らないのですか? もし私の家で子供が夫にに限らずこんな事を言ったら、その場で正します。私にはご主人がと言うよりは、トピ主の普段からの態度が子供たちをそうさせているのだと確信できます」

 すごい、さすが小町。夫の子供への接し方を変えるためのアドバイスは皆無でありトピ主批判がすごい。確かにトピ文で、夫について「接し方が下手で、会話や遊びで子供たちを楽しませることができない」「子供たちに好かれていない」など身も蓋もなく書いており、なんだか引っかかるところもある。その一方で「夫の慰めになりたい」とも言っているので、不気味ではあるのだ。小町住人はこのトピ文の不気味さをなんとなく感じた上で拒否反応を示しているのか。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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