小倉優子が「話し合い」で解決してきた修羅場の数々 「桃太郎」論に甘すぎるの批判続出もブレない軸がある

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小倉優子 Instagramより

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 3月6日放送の『踊る! さんま御殿!!』(日本テレビ系)に小倉優子(34)が出演。この日番組には“パパママ芸能人”が集い、子どもによく読み聞かせる「桃太郎」が話題になったのだが、この昔ばなしのストーリーについて小倉優子が独特な見解を語った。

 小倉優子は「(桃太郎が)鬼ヶ島に行くじゃないですか? 私は鬼退治じゃなくて話し合ってほしいんですよ」と主張。暴力で解決する「桃太郎」のストーリーに疑問を呈し、「(子どもに)どう説明すればいいんだろう」「『鬼退治に行こう』って子どもが思ったらやだな」と悩みを打ち明けている。

 すると共演者の藤本敏史(47)は、「その前に(鬼が)悪いことしてるやんか?」と反論。しかし小倉優子は譲らず、「いくら相手が悪いことしたって、自分が同じように悪いことしたら良いかっていったら、やっぱり……ねぇ?」と返した。

 長く語り継がれてきた昔話でありながら「桃太郎」は様々な議論を呼ぶ物語だ。2013年度の新聞広告クリエイティブコンテストで最優秀賞を受賞した「めでたし、めでたし?」という新聞広告は、鬼の子供が「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました」と泣いている作品で、鬼視点から「桃太郎」を見てみることを提案し物議を醸した。桃太郎(勇気ある人間)が正義で、鬼が悪だという価値観を引っくり返す視点の転換は、しかし「それこそが正しい見方だ」と再定義するものではない。あくまでも「別の価値観で考えてみること」を提案するものだった。

 さて、今回の『踊る! さんま御殿!!』でのトークもまた、ネット上で議論になった。話し合いで解決できるなんて「甘い」、子供には勧善懲悪を教えておくべき、鬼をなめてはいけない……などなど、彼女の価値観を否定する意見も多く出ていた。また、ゆうこりん時代のような“ぶりっこ”だと受け取った視聴者もいたようだ。

 しかし小倉優子は、実際に様々な苦境を「話し合い」で解決してきたのだ。

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