昨年成立したカリスマ美容師との離婚は、元夫の浮気報道に端を発しているが、裁判に発展して泥沼化することなく「話し合い」で別れを選んだ。彼女はあえて高額の慰謝料請求など揉める要求はせず、離婚騒動を早々に解決したことで結果的にすぐ次のステージ、すなわち芸能活動再開とシングルマザーとして生活を立て直す段階へと移った。その後「ママタレ」として急速に支持率を高めたことは周知の通りだ。
過去には、多くのタレントがキャリアを阻まれてきた芸能事務所とのもめ事も、小倉優子は経験済みだ。彼女はかつて所属していた芸能事務所「アヴィラ」から、契約を一方的に解除したとして1億円の損害賠償を求められていた。この裁判は、2016年に東京地裁が事務所側の請求を棄却して小倉側が勝訴。弁護士の力量によるものも当然大きいだろうが、少なくとも彼女は「干される」ことなく、新所属事務所である「プラチナムプロダクション」で順風満帆な活躍ぶりを見せている。
小倉優子が披露した“桃太郎論”を「甘すぎる」「鬼をなめるな」と批判する声はネットで大きかったが、様々な修羅場を「話し合い」で潜り抜けてきた彼女だからこそ、鬼と人間との和平交渉も話し合いで実現できると考えるのだろう。
(ボンゾ)
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