長澤まさみも東宝芸能から独立? 所属事務所から独立した女優たちとその後

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長澤まさみ インスタグラムより

 女優の長澤まさみ(30)が所属事務所・東宝芸能から独立すると3月9日発売の「FRIDAY」(講談社)が報じている。記事によると、長澤まさみを長年支えてきた敏腕男性マネージャーが事務所との対立により退職するため、そのマネージャーの後を追う形で独立する可能性があるという。

 マネージャーとともに事務所を退所している芸能人は多く、元SMAPの香取慎吾(41)、草なぎ剛(43)、稲垣吾郎(44)がジャニーズ事務所を離脱したことは記憶に新しい。その他、爆笑問題やくりぃむしちゅーもマネージャーと共に独立している。さらに最近、独立する女優が相次いでいる。直近では満島ひかり(32)が芸能事務所・ユマニテを退社することを発表し、ユニマテは公式サイトで「プロダクションという枠に守られる形ではなく、すべて自分の責任のもと自由に独りでやってみたいという本人の意思を尊重することにいたしました」「所属という形ではなくなりますが、今後ともできるかぎりのサポートを続ける所存です」と伝えた。

 今年の1月31日には小泉今日子(52)、2017年12月には真木よう子(35)、2016年10月に井上真央(31)が独立している。井上真央は一年間の充電期間を経てアン・ヌフへ移籍、フジテレビ系火曜21時枠の連続ドラマ『明日の約束』で主演を務め、今夏には映画『焼肉ドラゴン』が公開予定だ。その『焼肉ドラゴン』に主演しているのは真木よう子。前事務所在籍時に受けて撮影した作品であり、プロモーションに関しては事務所スタッフ協力のもと行うと見られる。井上にしろ真木にしろ、長く在籍した事務所を離れたとはいえ、トラブルが背景にあるわけではないと見られている。

 2015年7月にスターダストプロモーションから独立した中谷美紀(42)も、翌2016年には連続ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系)で主演を務め、スペシャルドラマ『模倣犯』(テレビ東京系)でも主演、CM契約も途切れず堅調な仕事ぶりだ。さらにこの4月からは主演連続ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)が放送される。水川あさみ(34)も2016年にA.L.C.Atlantisから独立したが、その後も変わらず名バイプレイヤーとしてドラマなどに引っ張りだこだ。

 芸能人が独立するとき、所属事務所とのトラブルや契約内容によりその後しばらく芸能活動が規制されるというイメージは強く、不当な圧力によって「業界を干されるらしい」という話が、まことしやかに語り継がれてきた。たしかに事務所とのトラブルがこじれて喧嘩別れになってしまった場合、一時的に「消える」ことはあるようだ。水野美紀(43)、奥菜恵(38)、松本莉緒(35)などは事務所と揉めた末に独立したと見られており、また2015年4月頃から独立問題が浮上したのん(24/能年玲奈)は、今もドラマや大手配給映画で姿を見ることができず活動を制限されている可能性がある。

 能年独立騒動やSMAP解散騒動によってここ数年、にわかに注目されるようになってきたこの問題。たしかに一方的な契約もあり、公正取引委員会が先月発表した「フリーランスの働き方」に関する調査報告書によると、現状の芸能人の働き方には「独占禁止法違反の恐れがある」「芸能事務所側が、契約更新の意思がない芸能人の報酬の支払いを遅延したり、移籍しようとした芸能人に芸名を使わせないなどの事例が過去にあった」。現在は芸能事務所で構成される国内最大の業界団体・日本音楽事業者協会の「統一契約書」から、芸能人にとって不利な一部条項を削除し、スポーツ界にならった「移籍金制度」の導入を検討するなど、見直しをはかっている。

 仮に長澤まさみが東宝芸能を離れ、新たに設立される事務所に移籍する場合、仕事が激減する可能性があると見るメディアは多いが、しかし本来個人事業主の立場である芸能人は、本人にその意思さえあれば、誰と仕事をするか・どこで仕事をするか・どんなふうに仕事をするか、自ら選択することが出来る。もちろん自己責任と表裏一体であり、すべて事務所任せでプレイヤーとして集中したい芸能人もいるだろうことから一概には言えないが、少なくとも意思に反して契約に縛られることなく働き方の選択肢が増えていくことが望ましい。

(ボンゾ)

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