こうした一連の報道を順に追っていくと、小室圭さん親子が見栄っ張りかつ強欲な性質で、金目当てで詐欺をはたらく極悪人、かつ新興宗教や霊媒師に入れ込む危険人物であるかのように見えてくる。毎週にようにこれが続く。それでも週刊誌報道はまだ多少はオブラートに包んでいるほうで、ネットに書き込まれる意見はさらに露骨。眞子さまが嫁がれる際に支給される一時金(今回は約1億5000万円)が目当てで近付いたに違いない、と決め付けるものもある。
しかし借金問題に関しては元婚約者の言い分、その他の報道についても一方的な情報提供者の声がひとり歩きしている。反論しかねる状況で、まだ一般家庭であり犯罪者でもない小室家のきわめてプライベートな事情を根掘り葉掘り書きたて、騒ぎ続けている状況こそが異常ではないだろうか。週刊誌報道やネット世論がここまで過熱しなくとも、皇室が調査のうえ判断を下すだろう。事実がどうであるにせよ、現状では極悪なイメージばかりがどんどん重ねられており、たとえ金銭トラブルを解決しても成婚が厳しいであろうことは想像に難くない。この集中攻撃は、いくらなんでも人を追い込みすぎである。この程度のバッシングでまいる“タマ”じゃない、との確証を持っているのだろうか。
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