
インターネット参議院中継より
学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる「文書改ざん」についての集中審議が国会で始まった。昨年2月に財務省近畿財務局が、国有地を大幅に値引きした安値で学校法人森友学園に払い下げたことを非公表にしていたことが発覚してから約一年。3月12日、財務省の調査により森友学園問題に関する公文書の改ざんが報告されたことで、事態は急速に動いている。
18日放送の“普段スクープされる側の芸能人が、個人の見解を話しに集まるワイドショー番組”『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも森友学園問題については取り上げていたが、松本人志の安倍首相擁護が際立っていた。番組では一貫して、佐川宣寿元国税庁長官が主導し、財務省内で勝手に改ざんが行われたのであって、政権は無関係だという見方を示しているのだが、松本人志は「安倍さんの足を引っ張るために、っていう、裏の読み方もできる」とまで発言している。
番組には元通産省官僚で民主党政権時に内閣官房副長官を務めた松井孝治氏が解説要員として出演。進行の東野幸治が「佐川(宣寿)氏の国会答弁と、決裁文書に齟齬があるから、答弁に合わせて改ざんした……と(麻生太郎財務相は)言っているんですが」と質問すると、松井氏は「国会の答弁の現場はドタバタなので、ありえないわけではない。普通は経緯を調べるが、おそらく混乱していて。しかも総理が『もし(自分や昭恵夫人が)関わっていたら辞める』と言ってしまったから、ひょっとしたら佐川局長がだいぶ強気でこれはないと言い切った可能性はなくはない」「普通は財務省はきちんと下調べしますけど、佐川局長の答弁と残っている記録がまた矛盾している。それはまずいということで、文書から削除しようと判断した人がいたかもしれない」と応えた。
ゲスト出演者の的場浩二が「そんなに簡単に書きかえられちゃうものなのかなってことが怖いです」と感想を述べると、松井氏は「(改ざんされることは)想定されてないんですよ、普通ありえない」と強調。すると松本は「安倍さんがそれをやらす(指示する)わけがないって?」と質問した。
松井氏「総理がそんな指示したらすぐに全部(情報が)広がりますよ。大臣も同じ。人の口に蓋は出来ない」
東野「でも政治家が責任を取らなければいけないって考えますよね」
松本「んーだからこれを逆に取られる場合もありますよね。安倍さんの足を引っ張るために(改ざん騒動を引き起こした)、っていう、裏の読み方もできる」
松井「そういうことをやろうと思えばできる事態になっていると思いますよね」
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