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隠れストーカーたちは『偶然を装った』つきまとい行為を繰り返す

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Thinkstock/Photo by Connel_Design

 学校でも職場でも、気の合う人と合わない人はいるが、ごくたまに、気が合わないどころではなく、嫌悪感や恐怖を感じる相手に出くわすこともある。暴力的なクラスメイト、不条理な怒りをぶつけてくる上司、そしてストーカーなどだ。今回、かなり異質なストーカーに悩まされているトピ主からの相談を紹介したい。

職場の付きまとい行為について

 トピ主(40代前半・既婚・パート)は、タイトルの通り職場で同僚男性からつきまとい行為を繰り返されている。相手は正社員で同年代の独身男性だ。実は違和感を感じたのはここ最近ではなく、なんと5年も前だったが、気づかないふりをしてきた。つきまとい行為はこんな具合だ。

・出勤・退勤時間に待ち伏せ
・席をたつと先回り、あとからつけてくる

 だが相手は、こうした行為を繰り返すが、話しかけてはこないのだという。待ち伏せや先回りをしたあとは、人の前を颯爽と歩いてみせたり、ギリギリを横切ったりするため、ぶつかりそうになることもある。

「こうやって書いていてもくだらないなと思うのですが、ずっと監視されていて本当に疲れてしまい、退職したいと上司に話しました。
信じてもらえないとおもっていたのですが、きちんと聞いてくださり、その上の上司から伝えてもらいました。
嘘はつけても本人は自覚がある為、会社での立場を考えたら、とまるだろうという考えからです」

 案の定、上司からその男性に伝えてもらったところ、上記行為はピタリと止み、ひとまず安心していた。ところがそれから1カ月ほどが経ってから、また同じような行為が始まってしまったのである。

「本人は偶然を装っていますが、明らかに不自然な場所に現れるし、故意にやっているとしか思えません。
どういった神経をしているのでしょうか? なめられているのでしょうか?」

 トピ主は憤慨している。職場には300名ほどの従業員がおり、1フロアはかなり広く、人の動きも多いため、動き回っていても不自然には思われない。そのため、日によっては一日中追いかけまわされることもある。また、トピ主の席は相手の席から確認できる位置にあるのだという。職務中にじっと視線を感じてそうで気の毒だ

「もう本当に嫌で、ただそれがなければ、ずっと働いていたい職場です。もう退職しかないのかなと思うのですが、何か良い対処法があれば、お知恵をおかしください」

 という相談だ。

 きも〜っ!!! なんじゃこりゃ。ギリギリの接触にとどめるストーカー行為は、被害者本人も「気のせいかな?」と長らく思っても不思議はないし、何より周囲に相談しづらいだろう。理解のある上司で本当によかった。そうでなければ本当に「気のせいじゃない?」で済まされてしまうことだってあり得たのでは。

 筆者はセクハラまがいのストーカー被害にあったことはあるが、こんなに微妙で不気味なストーカー体験はない。だがコメント欄で驚いたのは、同じような体験をしたことのある女性からの書き込みの多さだった。日本社会病んでる〜〜っ!

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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