とんねるずの「バラエティを滅ぼすなよ」というメッセージに、被害者意識が滲む

文=ヒポポ照子
【この記事のキーワード】

 パロディやコントに、一部の潔癖な視聴者が目くじらを立て、クレーマーと化すことがバラエティの終焉の一因だという見方もあるだろう。だが「わざわざテレビでやらない方がいいこと」を面白いと信じて、「本当にそれが面白いだろうか」という検証が足りないまま放送することが問題の根幹にあるのではないだろうか。

 果たして「情報、グルメ、東大、クイズ、そんなことばっかり」を視聴者は求めているのだろうか。バラエティを滅ぼすのは視聴者なのだろうか。もっとニーズはあるはずだ。芸人やタレントが汗を流して何かを実践している番組は、こう視聴率に結びついている現実もある。「昔は良かった」と言いたいのであれば、「今」をよく観察して「自分たちが何をすれば今、面白いのか」を見つけて欲しい。とんねるずもナイナイも、若さゆえの勢いで走る時期はもう終わっている。熟慮が必要な時だ。岡村はラジオで「たぶん、1〜2年したら(とんねるずは)また戻って来はるんちゃうかな」とも発言しているが、その時には「見事に復活した!」と唸らせて欲しい。

1 2

「とんねるずの「バラエティを滅ぼすなよ」というメッセージに、被害者意識が滲む」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。