パート主婦の収入を阻む6つの「壁」をざっくり解説。さらに見えづらい問題点も……

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生き延びるためのマネー/川部紀子

 こんにちは! ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の川部紀子です。

 2018年も3カ月が終わろうとしています。新年度に向けてアルバイトやパートという働き方を検討中の主婦の方もいらっしゃるのでないでしょうか。

 現在、夫の扶養の範囲内でパートをしている方も多いと思います。今回は、そんな方々に今一度確認してほしい税金や社会保険料について取り上げたいと思います。いわゆる「○○万円の壁」と言われる法律のルールです。最近は、毎年のように法律が変わって複雑になっています。

 細かい仕組みは大胆に省いて、できるだけ簡潔に結論が分かるようにお伝えしていきたいと思います。今回のテーマに男女の別は一切関係ないのですが、ここでは「夫が会社員、妻がパート」という夫婦で解説を進めていきます。また、「夫の年収1120万円以下」の夫婦を対象とします。

壁だらけ!100万円、103万円、106万円、130万円、150万円、201万円の壁

 主婦がパートをする場合、必ずぶつかる「○○万円の壁」問題。近年、続々と壁が増えており、考えるのも面倒になるほどです。

 まずは、ザックリ解説、オススメ対処法、その理由、支払いイメージを表に記載していきたいと思います。

20183月現在の法律で作成していますので、法律改正の際は注意しましょう。
※金額イメージは、所得税・住民税は年額ですが、健康保険・厚生年金は月額です。
※住民税は翌年に払います。
※夫の税金については、所得によって大きく違うので記載していません。
106万円の壁、130万円の壁は、年収+交通費で考えましょう。

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