パート主婦の収入を阻む6つの「壁」をざっくり解説。さらに見えづらい問題点も……

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見えない問題点にも要注意

 「○○の壁」については、あちこちのサイトでも役所でも本・雑誌でも確認することが可能ですが、自分自身で注意しなければならないこともあります。3点挙げておきましょう。

・夫の会社のオリジナル手当

 「妻の年収が○○万円未満なら月○万円支給」などという夫の会社オリジナルの手当が付いている場合があります。ネーミングは、配偶者扶養手当などざまざまです。

 今まで長く存在していた103万円の壁や130万円の壁に連動しているルールが多いので、まずはその点を確認しましょう。専業主婦が当たり前で、中には、単身赴任禁止という慣習が残っているという会社もまだまだ存在しています。このような会社はこの手当の額が多い傾向があります。

・外出増による支出増

 これまで仕事をしていなかった専業主婦の方で、「お金のため!」に仕事を始められるのであれば、外出が増えることに伴って、支出も増えることに注意しましょう。

 仕事に出るようになるとお付き合いの外出も増えます。ランチ代、飲み代、カフェ代などこれまで必要なかったお金がかかるようになることは大いにあり得ます。また、今まで着ていたようなファッションではちょっと……という場合は服・靴・バッグ・メイクなどの支出も増える可能性があります。

 これらの支出は気分的にはプラスのものですが、家計はマイナスになる可能性も。せっかく働いているわけですし、自分の楽しみに対する支払いが増えるのは良いと思います。でも、使い過ぎて収支が改善しなかったのでは意味がないですし、後悔することになるので注意しましょう。

・夫が変わらなければ、収入よりも妻の負担が増えていく

 専業主婦がパートを始めると、多くの場合、今までよりも少ない時間で家事・育児をしなければならないことになります。そのため、睡眠時間を減らす人もいるのではないでしょうか。

 家計や家事・育児を妻任せにしている夫の中には、自分のお小遣いアップなど目先のメリットなければ、「別に仕事してほしいと頼んだわけじゃないし!」とか、「パートのせいで家事・育児が疎かになるのはイヤ!」などと言う人もいるかもしれません。

 「私が仕事をするって決めたんだし」と踏ん張る妻もいるでしょう。いずれにせよ、せっかく頑張って働き始めたのに夫がこれでは、悲しくなってしまいませんか?

 子どもにお手伝いをしてもらって負担を減らす方法もあると思いますが、人生100年時代を共に働いて過ごす可能性の高い相手は夫です。また、家事をしないお父さんを見て育つと、当然ながら大きな影響を受けるでしょう。子どももお父さんのようにお手伝いしてくれないかもしれません。

 夫婦の役割分担を見直す機会にしてはいかがでしょうか。

 というのも、働き方改革によって、専業主婦を養うことができるほど稼ぎのある夫は激減します。将来の年金も減ります。仮に自分達は逃げ切れたとしても、子ども達はそうはいかないでしょう。

 家事・育児、仕事を夫婦でしなければいけないことを次の世代に伝えていく必要があります。子どものいない夫婦も新しい風潮を築いていく一員なので、家事を見直す良い機会だと思います。

まとめ

 扶養の範囲で働くとなると、損得勘定で考えるなら、まず106万円の壁、130万円の壁をやぶるかの決断をしましょう。もしも、その壁をやぶるのであれば、年収170万円を目指すくらいで働くと、払うものを払っても結果的に得するかたちで収入が増えます。

 扶養の範囲で働くメリットが年々なくなっていくのが世の中の流れなので、状況が許すなら、「○○の壁」縛りから抜け出して思いっきり働くことも考えると良いと思います。健康保険料・厚生年金保険料は約15%なので、かなり手取りが減ってしまいますが、病気、ケガ、出産の際の給付が付いたり、年金が増えるというメリットもあります。

 そして、先ほどあげた「○○の壁」問題と同時に見えづらい3つの問題点にも注意を払いましょう。後々、家計収支改善の本当に壁となってくるのは、もしかしたら見えない問題点かもしれません。後悔することのないよう、早めに確認していきましょう。

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