
武田真治Instagramより
22年間続いた長寿番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が、3月31日に最終回を迎える。すでに収録は終わっており、3月28日には収録後の飲み会の様子をレギュラーメンバーの武田真治(45)がInstagramにて公開。岡村隆史(47)や加藤浩次(48)、よゐこといったお馴染みの顔が勢ぞろいしていた。そんなめちゃイケメンバーたちの今後の仕事状況に、同番組の終了はどのような影響をもたらすのだろうか。番組終了を知らされた時、ジャルジャル後藤は「35年ローンで新居を購入したばかり」と焦りのコメントをしたが……。
どうやら少なくとも岡村隆史は今のところノーダメージのようだ。4月の改編期での特番には引っ張りだこで、『ビートたけしのスポーツ大将』(テレビ朝日系)や『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ系)、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の2時間スペシャルなど、さまざまな特番に出演する。さらに新しくMCを務める『チコちゃんに叱られる!』(NHK)がレギュラー化され、カンテレ制作の人気番組『おかべろ』もフジテレビの放送枠に進出。その他『東野・岡村の旅猿 プライベートでごめんなさい…』(日本テレビ系)のシーズン13も始まるとのことで、脂が乗り切っている。
相方の矢部浩之(46)は新レギュラーこそないものの、『やべっちF.C. 日本サッカー応援宣言』(テレビ朝日系)や『アウト×デラックス』(フジテレビ系)といった冠番組は継続、ナインティナインとして特番にも呼ばれる。また『スッキリ』(日本テレビ系)のMCを務める加藤浩次も、この降板がなければしばらくは安泰だろう。
一方で、ネット上でもっとも去就を心配されているのは『めちゃイケ』に不定期で出演していた江頭2:50(52)。同番組の他にも『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)や『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)の終了によって、テレビでの仕事が激減するのではないか、というものだ。とはいえ、江頭の主戦場は営業。昨年7月放送の『めちゃイケ』では「パチンコの営業30万円」「事務所を通さないと15万円」とギャラを暴露していた。ごくたまにしか出演していない番組がなくなっても、収入の面ではさほど痛くないだろう。
よゐこは、昨年12月にシーズン2の最終回を迎えてた『よゐこのマイクラでサバイバル生活』が、今年春より『よゐこの○○で○○生活』にリニューアルされ配信される。また有野晋哉(46)が務めている『ゲームセンターCX』(フジテレビONE)も、今年11月に15周年を迎える長寿番組に成長。コンビでのレギュラー番組こそ減ってしまうものの、個々に手堅い仕事を獲得している。
その他の初期メンバーはというと、鈴木紗理奈(40)や雛形あきこ(40)、武田真治はバラエティー番組のみならず役者として安定した活動。特に紗理奈は昨年7月、主演した映画『キセキの葉書』(ジャッキー・ウー監督)で、マドリード国際映画祭最優秀外国映画主演女優賞を獲得し、女優としての顔に注目が集まっている。武田真治に関してはミュージシャンとしても活動している。長年売れっ子として活動しているオアシズの2人も常にさまざまな番組に呼ばれており絶好調だ。
新加入メンバーも7年で大きく成長した。ジャルジャルも、『M-1グランプリ 2017』(テレビ朝日系)で披露した漫才を松本人志(54)が「一番面白かった」と評価。たんぽぽの2人や敦士(42)、重盛さと美(29)もテレビやラジオで安定した活躍を見せている。
ここまで「仕事面での板ではない」と散々並べてはきたが、各メンバーにとって大事なのはそんなことではもちろんないだろう。大切にしてきた番組が終了することの喪失感、精神的なダメージは大なり小なりあるのではないか。リーダーである岡村はなおさらだ。しかし『めちゃイケ』が終わってもテレビは続く。翌日から急に仕事がなくなるわけではない。喪失感を抱えながらも、一人一人の一層の活躍を見せることでお互いを鼓舞していくしかないかもしれない。ともあれ最終回、最後の大笑いに期待したい。
(ボンゾ)