嵐で相葉雅紀だけが上位の理由! ビデオリサーチ「タレントイメージ調査」の違和感が話題

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 実はこの「あいうえお順説」は2016年放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも取り上げており、芸能リポーターの井上公造(61)が「いきなり聞かれたら、好きだけど名前が出てこないケースもある」と言及。そのためリストの上の方に書かれている「あ行」の人が選ばれるのではないかと推測していた。確かに路上での調査であれば、長い時間をかけてリスト一覧にある1000名の名前をひとつずつ確認しながら「この人!」と決めている回答者は多くはないのではないか。

 しかし。ビデオリサーチが採用している調査方法は、「訪問による質問紙留置法」。ランダムで選ばれた調査対象者に訪問員が質問紙を渡し、後日回収する形で集計しているわけで、じっくり選ぶ時間がないわけではない。また、カタカナ名が多い説については、単純にリスト内で目立つためなのだろうか。確かにもしもイモトアヤコ(本名・井本絢子)やスガシカオ(本名・菅止戈男/51)、オダギリジョー(本名・小田切譲/42)が、カタカナに変えず漢字の本名のまま芸能活動していたら、ここまで多くの消費者に覚えられなかったかもしれないが。

 そう考えていくと、もっともすごいのは、女性9位にランクインした渡辺直美ではないだろうか。回答者はすぐに見つかる「あ行」や「カタカナ名」の人名をセレクトせず、膨大なリストの後ろのほうに名前のある“渡辺直美”をわざわざ探し出して記入していることになる。渡辺直美の好感度、恐るべし。また、「あ行」とカタカナ名は確かにランキング上位に非常に多いのだが、少なくとも10位以内に関してはどのタレントも順当に思えるから、これまたすごい。「えっ、どうして?」と驚くような意外な人名はランクインしておらず、新垣結衣も綾瀬はるかも浅田真央も天海祐希も、阿部寛も明石家さんまもマツコ・デラックスも、テレビや広告で八面六臂の活躍をしている「本当に好感度の高いタレントたち」だ。こうなると名前が先か、好感度が先か。やや難しい問題だ。

(ボンゾ)

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