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中居正広の追随を許さない活躍ぶりも、懸念される「デリカシーの欠如」

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 一方で、中居正広=聖人君子などというわけでは勿論ない。中居正広のテレビでの発言の端々には、「男は/女は」という固定的なジェンダー観であったり、ハラスメントへの鈍感さだったりを感じることも多く、簡単に言えば「デリカシーの欠如」なわけだが、本人がどれほどそのことを意識しているかはわからない。「イジり」のつもりで「イジメ」のように見える笑いの取り方をしたり、性的マイノリティへの雑な扱いだったり、中居正広だけに限ったことではなくテレビバラエティの制作現場には鈍感な空気が蔓延しているのだろうが、中居の発言もひとつ間違えばあっという間に過去の遺物になりかねない懸念があることは指摘せざるを得ない。

 過去にwezzyでも記事化しているが、2016年5月放送の音楽バラエティ『Momm!!』(TBS系)で、性別適合手術を受けバストが女性的になったKABA.ちゃんを中居がイジり、そのバストを後輩のKis-My-Ft2千賀健永に触らせるというくだりがあった。(KABA.ちゃんの胸を後輩に触らせようとするSMAP中居の行為はハラスメントか? セクハラと冗談の境界線

 最近だと3月5日放送の『中居正広のスポーツ! 号外スクープ狙います!』(テレビ朝日系)で、中居は平昌五輪メダリストでスピードスケート女子の高木美帆(23)選手に開口一番「美帆さん、お化粧されてます?」と質問し、その後も「今日はちなみに(化粧を)自分でされたんですか?」「誰にしてもらうんですか? メイクさん?」と、競技とは関係のないメイクの話を広げ続けた。3月28日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)で、AKB48とSDN48の元メンバー・野呂佳代(34)に直接ワキ汗をかいていることを指摘し、ブラウスの染みを指して「すごいおねしょ」と笑い物議を醸したことも記憶に新しい。

 その他、昨年2月放送の『ナカイの窓』では、熊田曜子(35)に直接「何回もお世話になった」と伝え、今年1月放送の『ザ! 世界仰天ニュース』で安達祐実(36)に対して眼前で(8歳だった頃の安達祐実の写真を見ながら)「エロい」と評価するなど、デリカシーのなさ・セクハラやパワハラの認識欠如が目立つ。多くの番組でMCを務め、強い影響力を持つ存在として、やや不勉強であることは否めないだろう。

 自分が主役を張れるだけでなく、複数のタレントのトークを拾い、転がし、面白くするMC能力も高く評価されている中居正広が、芸能界・テレビ界で超のつく人気者であることに疑いの余地はない。今後も活躍の場はいっそう広がることだろうが、くれぐれも思慮深さを忘れないでいてもらいたい。

(ボンゾ)

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