
藤原紀香Facebookより
女優の藤原紀香(46)が4月3日放送の『かんさい情報ネットten.』(読売テレビ)に出演し、主にオンライン上でおこなわれる匿名での誹謗中傷に言及した。2014年9月にアメーバで公式ブログ「気愛と喜愛でノリノリノリカ」を開設し、ファンに向けた発信を継続してきた藤原紀香だが、自身の投稿に批判の目が向けられることもしばしば。中谷しのぶアナウンサーが「情報発信すればするほど、批判とかあるのでは」と水を向けると、藤原は「あるある! 全然ありますよ、そんなん」と明るく笑い飛ばした。
藤原紀香のブログ記事そのものに、匿名で書き込まれる批判的なコメントは決して多くない。そうではなく、彼女が「全然ある」と口にしたのは、オンライン上に数え切れないほど多くある、匿名コメントを「まとめた」記事コンテンツをさしているだろう。番組では“批判”としていたが、その中には誹謗中傷の域に達するコメントも多い。
藤原紀香はそうしたオンラインのコメント群を「昔は見てた見てた見てた。たぶんみんなに好かれたいと思ってたからだと思う」と明かした。おそらくショックを受けることも多かっただろう。しかし現在は「そんなんいちいち見なくなった」そうで、「(自分が)人のために動いたことによって、色んなことを言われたりした時に、『あ、面白い、人ってこう受け取るんや、心歪んでんな』って」「匿名やからって人の悪口言ったり書いたりすると、絶対自分(書いた人間)に返ってくる」と考えて受け流しているという。
「人のために動いたこと」といえば、彼女が水素水を広めていたことや、熊本地震災害に際して「火の国の神様、どうかどうか もうやめてください」とブログに綴り軽率さを非難されたことが連想される。どちらも良かれと思っての言動なのだろうが、彼女に反省の余地はあり批判ももっともだ。ただ、「批判」ではなく単純な誹謗中傷・暴言と化したコメント、つまり彼女の言うところの「人の悪口」が無数にある以上、それらを受け流していると明言したことは大きな意味がある。芸能人に対してはどのような暴言を書き込んでも許される、直接投げつけているわけではないしきっと彼らには届かない……そう軽んじて匿名の書き込みをするネットユーザーに対して、反撃をしたことになるからだ。
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