長澤まさみ主演『コンフィデンスマンJP』にフジ月9の総力結集、世界規模の壮大プロジェクトに!

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コンフィデンスマンJP オフィシャルサイトより

 4月9日より、主演に長澤まさみを据えた新月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)がスタートする。3月19日に開催されたアジア最大の映像コンテンツ見本市「香港フィルマート」では、日本だけでなく韓国・中国を含めた3カ国でドラマ化が進んでいると発表。それぞれ『コンフィデンスマンKR』(韓国)、『コンフィデンスマンCN』(中国)というタイトルになると予定されている。さらに『コンフィデンスマンJP』は、世界82の国と地域で公開。世界を巻き込んだ壮大なプロジェクトとなる。

 『コンフィデンスマンJP』は、“信用詐欺”や“二転三転するストーリー”といった意味を持つ「コンゲーム」を題材にした作品。ドラマの公式サイトには、同じくコンゲームを扱った代表的な作品に『スティング』『ミッション:インポッシブル』『オーシャンズ11』といった映画を挙げている。いずれも視聴者の度肝を抜くようなトリックが散りばめられた、壮大でスリリングな映画史に輝く名作ばかりだ。必然的に、月9ドラマへの期待も高まる。

 『コンフィデンスマンJP』プロデューサー・草ヶ谷大輔氏によると「(一話一話が)映画1本を作れるくらい」スケールの大きい作品になるようこだわったという。またネットの反響と視聴率の関係については「ネット連動だけでは数字が付いてこない。作り手が面白がって作り、自然と話題にされて社会現象が起きるような作品を作らないと」と意気込みを語っている。同枠の前作『海月姫』は丁寧なつくりでネット反響こそ良かったものの、数字、つまり視聴率はついてこず、全話平均の視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で月9の史上ワースト記録を更新。しかし今作は「自然と話題にされて社会現象が起きる」ところまで狙っているということか。

 メインキャストは、『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)以来約11年ぶりに同枠主演を務める長澤まさみ(30)、そして東出昌大(30)と小日向文世(64)が三人組の詐欺師を演じる。小日向の巧さは言わずもがなだが、東出は決して前評判は高くなかった不倫ドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS)で、怪演を見せて大ヒットに牽引したことが記憶に新しく、イケメン枠から個性派俳優へ一皮脱皮した印象もある。上手くハマれば同ドラマの“トリガー”となるかもしれない。

 そしてもっとも視聴者が期待を寄せているのは、古沢良太氏の脚本だろう。『ALWAYS 三丁目の夕日』で「第29回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞」を受賞した古沢氏は、フジでは『リーガルハイ』シリーズや『デート~恋とはどんなものかしら~』でヒットを記録。緻密な計算で伏線を張り巡らせ、視聴者をアッと感嘆させる巧みな構成力を持つ作家だ。企画の成河広明氏は『リーガルハイ』で古沢氏と仕事を共にしている。三者三様の詐欺師に毎回登場する豪華ゲストのド派手な頭脳戦が繰り広げられると考えれば、面白くならないわけがない。

 いつにもまして、“爆死”が許されないスケールで制作されている『コンフィデンスマンJP』。“社会現象”を起こす可能性は十分にある。

(ボンゾ)

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