4月9日放送の『しゃべくり007 2時間SP』(日本テレビ系)に、俳優の安田顕(44)と吉高由里子(29)が出演し、2人の“オタク”な一面が掘り下げられるそうだ。ふたりは今年4月から始まる吉高主演ドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)で共演。その宣伝というわけだが、安田顕といえば個性派人気俳優だが、プライベートではさまざまな“こだわり”を持つことで前々から有名だ。
まず安田顕は大の酒好きで、以前『素晴らしい世界』(HTB)に出演した際に、「麦焼酎炭酸割り」が好きだと明かし「炭酸は体にいいんですよ。血の巡りが早くなる」「血の流れを良くするので、アルコールを入れると回るんですよ」と熱く語っていた。また2015年に掲載された「日刊ゲンダイ」のインタビューでは、ビールについて「外で飲む時もそうですが、自宅でも冷蔵庫にあるのはほとんど瓶ビールです。味は缶ビールも瓶ビールも違いはないと思いますよ。ただ、昔っからビールは瓶。幼い頃から父がおいしそうに飲んでたから、その印象が強いんでしょうね」と語るなど、瓶ビールへの強いこだわりも。
安田顕はプロレスも大好きだが、2016年「週刊女性」(主婦と生活社)のインタビュー記事では、「俳優として何と言われることが一番うれしいか」という質問に「人に決めていただけるのが一番ですね。僕は、子どものときからプロレスが好きなんですけど、アントニオ猪木さんが“私を燃える闘魂と呼んでいただきたい”と言って、みなさんが呼ぶようになったわけじゃない」「スタン・ハンセンが自分のことを“俺はブレーキの壊れたダンプカーだ”と言ったとは思えないですし」と、プロレスラーを例に上げて回答。ちなみに安田顕は、昨年開催された「WRESTLE KINGDOM11 in 東京ドーム」という新日本プロレス主催大会のスペシャルアンバサダーに就任している。
2015年に放送された『アウト×デラックス』(フジテレビ系)では、“迷惑メール閲覧”という趣味を告白。夜にひとりで酒を飲みながら、受信フォルダにたまった迷惑メールを読み、一件一件削除するのにハマっていたという。マツコ・デラックス(45)も「これちょっと面白い」と興味を示していた。
そんな安田顕は、もちろん役作りに対しても並々ならぬこだわりを持っている。ドラマ『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)にてトランスジェンダーの役を演じた際のことを、後に『アクターズ読本』(洋泉社)で「自分に生理がないことが悔しかった」と振り返っている。彼に限らず、独特なこだわりを隠さない俳優は多い。山田孝之(34)は自他ともに認める「ドラクエ」マニアで、2016年には「ドラゴンクエストヒーローズ2 双子の王と予言の終わり」の完成披露試写会に登壇。「ドラクエをやっているときは一目散にツボと樽を全部割る」「敵より先にツボと樽」とこだわりのプレイ方法を明かしていた。「世界遺産検定1級」を持っている鈴木亮平(35)や、落語好きが高じて落語家行きつけの喫茶店でアルバイトしていた東出昌大(30)など、ジャンルは違えどさまざまなこだわりを持つ俳優がいる。どんな経験も“芸の肥やし”となる俳優は、観察力や洞察力が大事だが、それだけでなく何か突出した趣味に没頭する集中力も重要なのだろう。
『しゃべくり007 2時間SP』では、安田顕のどのような“オタク”な一面が語られるのか注目したい。
(ボンゾ)