港区女子に憧れていた顔出しライターが東京で作りたい居場所/上京女子・ケース12

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あの人みたいになりたい。生き方が下手なところに共感できる

 来年3月に大学を卒業する予定の彼女だが、もちろん地元に帰るつもりはない。「マスコミ業界で働きたい」というのも理由のひとつだが、そもそも地元には自分の居場所はないと感じていたのだ。「じゃあ桃倉さんの居場所はどこなの?」と聞くと、少し迷ってから答えてくれた。

「田舎に居場所が見つからなくて、それを探しに上京してきたようなところはあるかも。本当に好きな彼氏ができた時には『見つけた! ここが私の居場所だ!』って思ったこともあったけど、結局、別れちゃった」

 彼女は今、ライターとして有名になることで自分の居場所を作ろうとしている。憧れの女性フリーライターの名前を挙げ、「生き方が下手なところが共感できる」と評した。

「全然、自信はない」と語る彼女だが、包み隠さず恋愛遍歴を晒す彼女の言葉が、同じように居場所を見つけられない誰かにも「生き方が下手なところが共感できる」と慕われてるのではないだろうか。

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