吉高由里子『正義のセ』は日テレ水曜ドラマの鉄板・お仕事ドラマで期待値高!

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吉高由里子『正義のセ』で挽回なるか? 日テレ水曜22時に集まる豪華主演女優たちの画像1

『正義のセ』オフィシャルサイトより

 4月11日より、日本テレビ系列の水曜22時ドラマ『正義のセ』がスタート。主演は、2017年1月期に同枠にて全話平均視聴率11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した『東京タラレバ娘』(日本テレビ系/以下同)にて主演を務めた吉高由里子(29)。『正義のセ』は、阿川佐和子著の同名小説を原作とした検事たちの活躍を描く痛快お仕事ドラマで、吉高由里子は横浜地検に赴任した2年目の駆け出し検事・竹村凜々子を演じる。第1話では安田顕(44)が演じるベテラン検事・相原勉とタッグを組み、とある会社の上司と部下の間に起こった傷害事件を担当するようだ。

 かねてから同枠では明確に女性視聴者層をターゲット化した作品を数多く制作してきた。2016年の7月期の『家売るオンナ』以降、すべて女性主人公のドラマで、いずれもネームバリューのある女優を主演に起用してきた。

 『家売るオンナ』では、北川景子(31)が不動産屋で働く天才的な営業ウーマンを演じた。“デキる女性上司”という人物像と北川のイメージが上手くハマり、物語のテンポもよく好評を博した同作は全話平均視聴率11.6%を記録。『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』は、石原さとみ(31)がポジティブな校閲者を熱演、全話平均視聴率は12.4%を記録している。華のある石原の演技や衣装にも注目が集まった。石原さとみからバトンを渡されたのが『東京タラレバ娘』の吉高由里子で、今までの“出来る女性”から一転、「タラレバ」ばかり言うこじれたアラサー女子・鎌田倫子を熱演。世の女性から多くの共感を集めたことで全話平均視聴率は11.4%。

 その後も全話平均9.2%の『母になる』は沢尻エリカ(32)、全話平均11.5%の『過保護のカホコ』は高畑充希(26)、全話平均12.7%の『奥様は、取り扱い注意』は綾瀬はるか(33)と続き、前クールの2018年冬ドラマ『anone』では広瀬すず(19)がヒロインに。しかし『anone』は重く苦しい物語展開や登場人物に感情移入出来ない等の理由から序盤で視聴者が離れてしまったと見られており、全話平均6.1%という結果に終わっている。独特の静謐な暗さが視聴者に合わなかったのかもしれない。

 そもそも「水曜ドラマ」枠では、『anego アネゴ』『ハケンの品格』『働きマン』『花咲舞が黙ってない』など女性主人公が痛快に活躍するお仕事ドラマは一定の支持を獲得してきた。現代を生きる女性をさまざまな視点で切り取ってきた日本テレビ系水曜22時のドラマ。約1年という短期間で2度目の主演を務めることになった吉高由里子だが、女性たちのお仕事ドラマという同枠の鉄板ネタである同作は、おそらくそれなりの数字を獲得するだろう。願わくば『家売るオンナ』『校閲ガール』のように、スペシャルドラマ化もあるような人気コンテンツに成長させたいところ。吉高由里子のお仕事ドラマ、うまくハマるだろうか。

(ボンゾ)

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