嵐が『VS嵐』とともに歩んだ10年間の軌跡、ジャニーズ事務所の看板を背負うまで

【この記事のキーワード】
嵐が『VS嵐』とともに歩んだ10年間の軌跡、ジャニーズ事務所の看板を背負うまでの画像1

VS嵐 オフィシャルサイト より。

 4月12日、『VS嵐10周年記念春の2時間SP』(フジテレビ系)が放送される。新聞のラテ欄では縦読みで<嵐10年いつもありがとう>と読める遊び心ある表記となっており、朝からファンの間では話題となっている。『VS嵐』は嵐の代表的な冠番組だが、放送開始時は土曜昼放送の関東ローカルだった。ゴールデンに進出しレギュラー化した2009年10月に全国ネットとなり、2010年5月以降は一般社団法人日本民間放送連盟による「青少年に見てもらいたい番組」に連続して選定されている。嵐はこの10年で『VS嵐』と共に成長し、名実ともにナンバー1のジャニーズアイドルの座を確立したといえるだろう。

 『VS嵐』の放送がスタートしたのは2008年4月で、嵐はその2カ月後に松本潤(34)が出演する映画『花より男子F(ファイナル)』の主題歌となった『One Love』をリリース。さらに2カ月後の8月リリースの『truth/風の向こうへ』が「オリコン年間 CDシングルランキング 2008年度」にてグループ初の1位を獲得し、大ブレイクを果たした。なお、『One Love』は同ランキングにて2位を獲得し、ワンツーフィニッシュを飾っている。

 同年4月にはプライムタイムでの初冠番組『ひみつの嵐ちゃん!』(TBS系/2013年3月終了)の放送開始、5月には初の五大ドームツアー開催、8月30日、31日にはグループ2度目となる『24時間テレビ31』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーに抜擢され、9月からはアジアツアーを開催と、2008年はまさに嵐にとって飛躍の年となった。

 勢いをそのままに、2009年のオリコンが発表した「年間シングルランキング」にてシングルが1位から3位を独占し、「年間アルバムランキング」「年間ミュージックDVD部門」においても1位を獲得。年末には『第60回NHK紅白歌合戦』に初出場し、確固たる地位を築いた。2010年以降のオリコンランキングは、握手券商法によってAKB48グループが台頭し、嵐の曲が年間ランキングを制することはなくなった。しかし人気は継続中で、2018年2月に発売した最新シングル『Find The Answer』で、「オリコンシングルランキング」において43作連続の通算50作目の首位を獲得している。

1 2

「嵐が『VS嵐』とともに歩んだ10年間の軌跡、ジャニーズ事務所の看板を背負うまで」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。