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工藤静香の武勇伝は食傷気味『石橋貴明のたいむとんねる』視聴率3.9%も納得のつまらなさ

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フジテレビ公式サイトより

フジテレビ公式サイトより

 416日にスタートした新番組『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)の初回平均視聴率は、3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。3月で長寿番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』を終了し、新たに編成された、とんねるず石橋貴明(56)の冠番組。ミッツ・マングローブ(43)を進行役に、石橋とゲストが“大人のノスタルジー”をテーマに語り合う内容だ。

 初回のゲストは工藤静香(47)で、「80年代のテレビ」について語り合ったのだが、確かに視聴者を特に惹きつける要素はなく、目新しさや「生まれ変わったフジテレビ」という感覚も薄かった。2018年ではなく、2010年でも2015年でも違和感がない、それほど「今こそ、この番組を!」という必然性に欠ける内容だった。

 また、工藤静香の明かした80年代エピソードは、過去に別の番組で何度も語られたことのあるものばかりで、工藤と昵懇の間柄にある石橋貴明、そして80年代アイドルを熱烈に愛するミッツ・マングローブ“だからこそ”聞けた話というのはごくわずかだったのではないだろうか。

 番組は「時計の針をちょっと戻してみませんか? 記憶が消えるその前に、勝手に語り継ぎたいあれこれを話そう」というオープニングナレーションで幕を開けた。工藤静香の登場とともに「ゴージャス!ゴージャス!ゴ~~~ジャス、もう」と手を叩く石橋。二人が会うのは実に15年ぶりだという。しかし20184月、工藤静香がこのようなトークバラエティに出演すること自体に「ゴージャス」な感覚はない。

 初回は「今では考えられない常識が横行していたテレビ黄金期を駆け抜けた二人が、勝手に語り継ぎたい、イケイケだった80年代テレビ業界」というテーマ。司会進行はすべてミッツで、石橋はゲストと一緒になって過去を懐かしむ役回りだ。

 198587年に放送していた夕方の帯番組『夕やけニャンニャン』で共演経験のある工藤静香と石橋貴明。工藤静香が16歳でおニャン子クラブの公開オーディションを受けた際の映像のVTR、おニャン子加入以前に彼女が参加していたアイドルユニット「セブンティーンクラブ」の歌唱映像や水着姿も放送され、時の流れを感じさせた。

 10代後半、工藤は瞬く間にスターダムを駆け上がり、20代後半でSMAPの木村拓哉と結婚、活動縮小。そして現在は47歳だ。もうアイドル歌手として大活躍していた時期よりも、主婦として母として芸能活動をセーブしてからの時間のほうが長いのだが、今もトーク番組で話題になるのはかつての黄金期の話ばかり。それだけ当時の活躍がすごかったということの証明でもあるのだが、視聴者もいささか食傷気味なのだろう。工藤はファンの暴走族チームに移動車を先導された話や、ストーカー化したファンが自宅のゴミ収集所をあさっていた話など定番ネタを披露した。

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