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バラエティ番組の綺麗な引き際とは? テレビ全盛期の長寿番組終了パターンを振り返る

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めちゃ×2イケてるッ! オフィシャルサイトより

 2018年春のテレビ改編でフジテレビが多くの長寿番組を終了させた。惜しまれながら終了した番組もあれば、あっけなく終わった番組もあり、視聴者の反応はさまざまだった。今年の3月をもって終了した主な長寿番組は、約19年続いた『ウチくる!?』(フジテレビ系)、約31年続いた『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)、そして約21年半続いた『めちゃ×2イケてるッ!』(同)。また、放送期間は約6年と長寿番組の部類ではないが、『おじゃMAP!!』(同)も終了となった。

 最終回の視聴率は『ウチくる!?』が4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、『おじゃMAP!!』が5.6%、『とんねるずのみなさんのおかげでした』が9.7%、『めちゃ×2イケてるッ!』が9.5%と、どれも有終の美を飾ったとは言い難い数字となった。一部、番組や出演者のファンからは、終了発表と同時に悲しみの声があがっていたが、結局これらの番組は終わるべくして終わったということなのだろうか。

 ここ数年で終了した他の長寿番組のデータを見ると、14年3月に終了した『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)はレギュラー放送の最終回が16.3%、特大号が28.1%。16年12月に終了した『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)は約5時間の放送のうち、終盤の22時~23時18分で23.1%を記録している。最後に視聴率が著しく上昇する番組は、企画や出演者の注目度が高かったと言え、やりようによってはまだ続けられたかもしれない(SMAP解散に伴う終了は致し方ないが……)。

 では、しばしば“あの頃はよかった”と懐古される70年代~90年代の人気バラエティ番組はどのように最終回を迎えていたのだろうか。

 70年代から80年代前半にかけて放送された『欽ドン!』シリーズ(フジテレビ系)は、全盛期は視聴率30%台を記録するほどの大人気番組だったが、『8時だョ! 全員集合』(TBS系)の勢いに押される形で終了した。さらに『8時だョ! 全員集合』も『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)に負ける形で終了している。視聴率競争は激しかった。

 90年代には『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!』(テレビ朝日系)が全盛期20%超えを連発するも、やがて視聴率が一桁となって終了。『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系)、『笑う犬』シリーズ(フジテレビ系)なども同様の形で幕を閉じている。『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)も同じく、全盛期の95年は年間視聴率18.9%を記録していたが、末期には10%前後まで落ち込んでいた。

 だが、番組が終わったからといって、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンなどのタレントとしての人気が衰えたわけではなく、2018年現在も彼らはテレビ業界の最前線にいる。長年にわたり高視聴率を維持する『笑点』(日本テレビ系)はともかく、ひとつの番組・企画を無理に何十年も続ける理由はないということだ。定期的な改編や企画の見直しは必要不可欠。『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(同)、『踊る!さんま御殿!!』(同)、『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)、『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)など、20年以上継続している長寿番組はまだまだあるが、いずれもいつかは最終回を迎える。それが自然なことだろう。

(ボンゾ)

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