欅坂46・平手友梨奈が映画『響 -HIBIKI-』で初出演抜擢、プレッシャーによる体調不良に懸念も「彼女しかいない」

【この記事のキーワード】
欅坂46・平手友梨奈が映画初出演抜擢も不安視される「演技経験ほぼゼロ&欠席続きの現状」の画像1

平手友梨奈 公式ブログより

 9月14日公開の映画『響 -HIBIKI-』で、主演に欅坂46の平手友梨奈(16)が抜擢されたことが発表となった。平手友梨奈が映画に出演するのは同作が初めてで、ファンは「大抜擢じゃないか!」「てち! 絶対見るよ!」と祝福のメッセージを送っている。

 しかし平手友梨奈の体調問題は未だ気にかかる。欅坂46は2015年に結成、翌2016年に「サイレントマジョリティー」でCDデビューしてから一気に人気アイドルグループの頂点へ駆け上がったが、それを牽引したのは間違いなく、中心に立つ平手友梨奈のカリスマ的存在感によるところが大きいだろう。そのぶん、彼女が背負うプレッシャーも尋常でなかったことは想像に難くない。欅坂46では6thシングル「ガラスを割れ!」まで、平手友梨奈が6作連続でセンターを務めている。

 平手友梨奈は愛知県出身だが、欅坂46にのオーディションに合格してから東京で寮生活を送る。しかし昨年4月あたりからステージを観たファンにも体調不良を心配されるようになり、特に「不協和音」をステージで披露すると明らかに体調を崩し、夏のツアーやイベントでは欠席を繰り返していた。昨年末の『第68回 NHK紅白歌合戦』ではパフォーマンス後にステージで崩れ落ちている。紅白では鈴本美愉、志田愛佳も倒れており、3人は過呼吸のような状態に陥ったという。

 さらに平手の体調不良は今年に入ってからも続いており、ライブやグループでの音楽番組出演も欠席が目立つ。1月13日に行われた「『風に吹かれても』発売記念 全国握手会」、および握手会後のミニライブも平手友梨奈は不在。さらに平手は同月、右腕の上腕三頭筋損傷で全治1カ月という診断を受け、1月31日~2月1日に予定されていた欅坂46の初の日本武道館公演は、姉妹グループである「けやき坂46(ひらがなけやき)」公演に振り替えられた。そして春、4月6日から3日間に渡って開催された欅坂46の2周年ライブにも平手は姿を現さなかった。

 3月4日放送『シブヤノオト』(NHK)で欅坂46が6thシングル「ガラスを割れ!」を初披露した際も、センターの平手友梨奈を欠いたパフォーマンスとなった。3月9日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)も同様で、いずれも今泉佑唯(19)と小林由依(18)の“ゆいちゃんず”がWセンターを務めている。

 こうした状況にありながら、初の映画主演ということで、平手友梨奈にさらなる重圧がのしかかってしまうことが危惧されている。

 ただし平手友梨奈の状態については『響 -HIBIKI-』監督の月川翔氏も認識しており、映画の公式サイトに寄せたコメントで「主演に平手友梨奈さんの名前が挙がったとき、リスクの大きい選択だと思いました。現場が止まるかもしれないし、大変そうだ、と正直思いました」と、覚悟を告白。一方で「それを何百倍も上回る期待感で、平手さんが演じる響を見たいと思いました。響役を表現する上で、最高到達点にいけるのは平手さんしかいないと思うからです」と期待を綴っている。月川翔監督は自身のTwitterでも「彼女に賭けます」と力強く語っており、同作主役を演じるのは平手友梨奈しかいない、との熱い希望を感じさせる。

 当の平手友梨奈自身も「このオファーを頂いたときに、最初はどうしようかすごく悩みました」という。しかし「原作を読んで、この物語の主人公、鮎喰響という女の子にひかれてしまったのと、彼女の生き様を届けたいなと思ったので、やってみようと思いました。それでも初めてのことばかりで、不安もあるし、役を演じるけれど、演じている人間は平手友梨奈なので、もしかしたらいろんな人を困らせてしまったり、迷惑をかけてしまったりするかもしれないけれど、鮎喰響という女の子が大好きで、この子のことを伝えて、観てくださった方が生きていく中で大切なことにハッと気づかされるような作品になるといいなと思っています」と意気込みを語っている。

 平手友梨奈は女優としては新人同然で演技経験は乏しく、これまで出演したのは秋元康(59)が企画・原作を務め欅坂46のメンバーが総出演したドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』(テレビ東京系)と『残酷な観客達』(日本テレビ系)の2作品のみ。欅坂46関連以外の映像作品に参加するのは初めてだ。しかし経験は少ないものの、彼女には独特の華があり、生来の風格をまとっている。『残酷な観客達』などではすでに貫禄ある演技をしており、特に得意としているのは“目の演技”だ。2016年放送の『欅って、書けない?』(テレビ東京系)で、感情の“すれ違い”を目だけで表現して共演者を驚かせたこともある。

 もともと欅坂46オーディションを受けたきっかけは「芝居に興味があったから」だという平手友梨奈。映画『響 -HIBIKI-』には、北川景子(31)やアヤカ・ウィルソン(20)、高嶋政伸(51)、柳楽優弥(28)、野間口徹(44)といった経験値の高い俳優が名を連ねており、“アイドル好きによるアイドル好きのためのアイドル映画”とは一線を画す作品になることは明白で、平手自身にとって女優としての経験値を実践的に積める非常に大きな意味を持つ仕事になるだろう。

(ボンゾ)

「欅坂46・平手友梨奈が映画『響 -HIBIKI-』で初出演抜擢、プレッシャーによる体調不良に懸念も「彼女しかいない」」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。