『家政夫のミタゾノ』 剛力彩芽は清水富美加を超えていく!!

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『家政夫のミタゾノ』 オフィシャルサイトより

 4月20日より、『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)のシーズン2がスタートする。同ドラマの特徴は、なんといってもTOKIOの松岡昌宏(41)のキャラクター。濃い色の口紅を塗ったセミロングヘアの松岡の姿に衝撃を受け、その話題性から第1話を見た結果ハマッてしまった視聴者も多かっただろう。シーズン1は深夜帯のドラマとしては異例の人気を誇っていた。新しい相棒に剛力彩芽を迎え、いっそうパワーアップしているであろう『家政夫のミタゾノ』、シーズン2はどのような作品になるのだろうか?

 松岡昌宏演じる主人公・三田園薫(みたぞの・かおる)は、むすび家政婦紹介所に所属する家政“夫”で、家事のスキルは超一流だが、なぜか常に女装をしている。派遣先の家庭に“秘密”があることに気付くとつい暴きたくなってしまう性分で、自分の手を汚さず無数の罠を仕掛けて依頼人の化けの皮を剥がしていくミタゾノ。というわけで、ミタゾノによる依頼人家族の破壊と再生を描く物語だ。たとえばシーズン1の第1話では、とある都知事家庭の裏金などを暴き家庭を一時崩壊させたが、最終的には荒んでいた家族関係が修復されハッピーエンドを迎える……という具合に、後味の悪くならない展開が用意されている。

 ストーリーの本筋とは別に、毎回披露される“家事テク紹介パート”も好評。食器用洗剤とオキシドールで“シミ抜き”を行う方法や、ミートソースに食べるラー油を混ぜて麻婆ソースを作る方法など、各話ごとに違う実用的な家事テクが物語の流れを無視して突然紹介される。

 松嶋菜々子主演の大ヒットドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の明らかなパロディ、松岡の濃いキャラクター、謎の家事テク紹介シーンもありコメディ色の強い『家政夫のミタゾノ』。シーズン1は、深夜23時放送のテレ朝系金曜ナイトドラマ枠でありながらあっという間に注目を集め、全話平均視聴率7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。ちなみに2018年1月期の同枠ドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)の全話平均5.2%、数字が取れることでお馴染みの池井戸潤原作ドラマ『民王』(テレビ朝日系)の全話平均7.1%も超えている。

 そんな大人気ドラマのシーズン2が放送されるにあたって、松岡は「テレ朝POST」で「今日、久々にミタゾノになったわけですが、案外すんなり戻れたことにびっくり。メイクを終えて鏡にうつった自分に思わず『おかえり!』って言ってしまったくらい」とコメント。ミタゾノに戻る準備は万端だったようで、新シーズンでも変わらない演技を見せてくれそうだ。

 一方で同ドラマ唯一の不安材料は、ヒロインの交代。シーズン1では“清水富美加”時代の千眼美子(23)がヒロインを務めていたのだが、ごぞんじのとおり彼女は騒動の末に芸能界から姿を消し出家している。シーズン2からは、剛力彩芽(25)が新ヒロインに抜擢された。前回は、千眼のコミカルな演技が好評を博していただけに、剛力のプレッシャーは大きいかもしれない。

 しかし剛力彩芽といえば一時期は“事務所のゴリ推し”と視聴者が呆れるほどに複数のドラマや映画に出ずっぱりで経験地を積んだ。すでにその期間は終了しているが、深夜枠でも『レンタルの恋』(TBS系)や『女囚セブン』(テレビ朝日系)などのコメディー作品に数多く出演してきており、この手の大袈裟でコミカルな作風は彼女の十八番といっていいだろう。

 剛力彩芽はミタゾノに振り回される新しい相棒なのか、あるいは一筋縄ではいかない意外なキレモノという裏設定も用意されている可能性もあり、いち視聴者として楽しみは尽きない。

(ボンゾ)

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