4月22日夜9時より、嵐の二宮和也(34)主演ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)の放送がスタートする。前クールの同枠では、同じく嵐の松本潤(34)主演ドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-シーズン2』が放送され、1月期民放連続ドラマにて1位となる全話平均視聴率17.6%を記録したばかりだ。2クール連続で嵐メンバーが同じ枠に主演というのは珍しい。
しかし二宮和也は4月11日に交際相手と噂される伊藤綾子(37)とのデート現場がスクープされ、ファンを悲しみに突き落とす大騒動の渦中にいる。視聴率の数字を『99.9』と比較され、悪い場合は「交際報道が響いた」と罵られかねない。果たして『ブラックペアン』に賞賛はあるのだろうか。
二宮和也が演じるのは、手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医・渡海征司郎。大学病院にいながら出世に興味がなく、さらにその傲慢な性格と言動から周囲との軋轢を生む捻くれたキャラクターだという。ある時、渡海が在籍する東城大学医学部付属病院に、他大学出身の新任医師によって手術用最新医療器具が持ち込まれ、新しい手術の形が導入されることになった。渡海は、技量に左右されず誰でも扱えるという心臓手術用の新医療機器に「手術の工程の一部を本当に任せることが出来るのか?」「この技術導入に裏はないのか?」と疑いを抱き、大学病院との戦いが始まっていく。
天才外科医役を二宮和也が演じることについて、ネット上では「白衣に着られている感じ」「天才って感じはないなぁ」と疑問の声も。二宮和也といえば、『涙をふいて』(フジテレビ系)、『Stand Up!!』(TBS系)、『南くんの恋人』(テレビ朝日系)、『山田太郎ものがたり』(TBS系)など多数のヒット作品にて高校生役を演じてきた印象が強く、30代になった今もそのイメージが抜け切れていないのかもしれない。
しかし、2013年公開の映画『プラチナデータ』では30歳前後の天才科学捜査官役、2017年の映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』では天才料理人役を務めるなど、徐々に”年相応のある分野のプロフェッショナル役”を演じ、役者として成長してきた。そもそも、その演技力はお墨付きだ。二宮和也が演じるからには、「孤高の天才外科医」が生き生きと動き出すに違いない。
『ブラックペアン』が放送される日曜劇場において、医療、警察、会社モノは鉄板。特に『半沢直樹』、『下町ロケット』、『小さな巨人』などの組織と対立する物語は高視聴率を獲得しており、『ブラックペアン』も同枠との相性は良いだろう。直近の同枠医療ドラマは、木村拓哉(45)主演の『A LIFE~愛しき人~』で全話平均視聴率14.5%を獲得しており、こちらも比較対象になるのは確実。さまざまなプレッシャーを背負う二宮和也だが、持ち前の高い演技力で良作となることを期待したい。
(ゼップ)