堀北真希(29)が正式に引退してから一年と少しが経過した。2015年8月に山本耕史と結婚し、2016年3月下旬以降~正式な引退発表までほぼテレビなどマスメディアへの露出はなかったため、正確には丸二年と言える。2016年には第一子を出産。プライベートの様子を撮る写真週刊誌もなくはないが、基本的にはトーク番組やイベントなどで夫である山本の口から最近の様子が語られるのみである。まさしく絶頂期に引退した堀北だが、その正当な後継者になると見られているのが、17歳の若手女優・松風理咲だ。堀北が所属していた芸能プロダクション・スウィートパワーに所属する新人で、4月23日放送の『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)に出演する。甘酸っぱいラブストーリーを描く同番組の人気コーナー「胸キュンスカッと」に登場予定で、放送時は大きな反響が期待できそうだ。
「胸キュンスカッと」は、短い時間ながら強烈に視聴者に印象を残すため、これまで葵わかな(19)、森川葵(22)、高杉真宙(21)、中川大志(19)などの若手俳優・女優が注目されるきっかけとなり、ネクストブレイクを狙う役者たちの登竜門的なコーナー。
松風理咲は、2015年からスウィートパワーに所属しており、初仕事は堀北真希と共演した東京メトロのCM「私を惹きつける池袋篇」だった。その時点ですでに、ルックスが堀北真希に似ていることから”堀北の妹分”として話題を集めていた。その後、2016年にドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系)で主役夫婦の娘役として女優デビュー。現在深夜枠で放送中の、少女マンガ原作の実写連続ドラマ『兄友』(TBS系)ではヒロイン役を務めている。ちなみに『兄友』は5月26日に劇場版も公開予定で、ブレイク秒読みは間違いない。
スウィートパワーは堀北真希の引退以降、看板女優不在の状況が続いている。いくつかの主演作品を任されてきた桐谷美玲(28)は、女優よりもモデルとしての仕事に興味をうつしており、元KARAの知英(24)も女優・歌手として売り出されているもののブレイクに結びついたとは言えない状況。安定した知名度を持つ女優はベテランの内山理名(36)と黒木メイサ(29)くらいで、堀北真希の不在を埋めているとは言いがたい。今年は、是が非でも松風理咲をブレイクに導くべく、大々的に売り出していくことだろう。
堀北真希は中学2年生で芸能界入りし、弱冠15歳の時にドラマ『ケータイ刑事 銭形舞』(BS-i)で主演を務めた。アイドル女優好き以外にも周知されるようになったのは、2005年に『電車男』(フジテレビ系)で伊藤淳史(34)演じる主人公の美人妹役を演じたこと、そして『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)にヒロイン役で出演したことだろう。同年には映画『ALWAYS 三丁目の夕日』にも出演しており、堀北にとって大きな躍進の年となった。この年、彼女は17歳だった。
さて、松風理咲も現在17歳。堀北が大躍進したのと同じ年齢に差し掛かっている。果たしてブレイクすることは出来るのだろうか。
(ボンゾ)