SMAPの解散と稲垣吾郎(44)・草なぎ剛(43)・香取慎吾(41)の退所、所属タレントの相次ぐ結婚、ネットへの写真掲載解禁、ジャニーズJr.グループのYoutube動画UP、そして関ジャニ∞渋谷すばる(36)の離脱と、激動の時を迎えているジャニーズ事務所。すべてのはじまりは、SMAPを育てた敏腕チーフマネージャーの退社だったが、そのチーフマネが必死に育てていたのが、Kis-My-Ft2だ。2005年のグループ結成から6年の下積み期間を経て2011年にデビューしたKis-My-Ft2は、まだ若手のイメージが強いが、すでにメンバーたちの年齢は7人中3人が30代となっており、中堅クラスだ。中でも最年長の北山宏光は32歳。
北山宏光は4月24日放送の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)で人気コーナー“アポなし旅”に単独登場するが、一緒にロケを回ったレギュラーのウエンツ瑛士(32)と同い年。北山宏光と年が近いジャニーズタレントを見てみると、今年4月9日に誕生日を迎えた山下智久(33)や、関ジャニ∞の最年少メンバー大倉忠義(32)と同年代。またNEWSの小山慶一郎(33)が1つ上で、加藤シゲアキ(30)、増田貴久(31)、手越祐也(30)の3名は年下。嵐のメンバーと比べてみても、松本潤(34)と二宮和也(34)の2つ下となっている。
ここまで挙げたアイドルたちと比べると、北山宏光のイメージはやはり「若手」だ。2016年放送の『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)に出演した時も、当時25歳だった加藤諒(28)の「5つ年上」と明かし、劇団ひとり(41)が「もう30なの!?」と驚かく一幕があった。
その他のKis-My-Ft2メンバーも、横尾渉(31)、藤ヶ谷太輔(30)、宮田俊哉(29)、玉森裕太(28)、千賀健永(27)、二階堂高嗣(27)とアラサーに突入している。やはり“若手”と呼ぶには年齢層が高いのだが、ジャニーズのアイドルユニットとしては異例なほど“遅咲き”だったことに起因しているだろう。
前述したように、Kis-My-Ft2は2005年に結成されたが、デビューシングルをリリースしたのは2011年。結成からCDデビューまで、約6年間の歳月を要している。なお、同ユニットの前身であるKis-My-Ft.は2004年の結成だったので、合わせると7年間の下積みを経験していることに。CDデビューを果たした時点で、北山宏光は25歳という年齢に達していた。たとえばHey! Say! JUMPは2007年に結成し即デビュー。NEWSも2003年に結成即デビュー、SexyZoneも2011年の結成発表と同時にデビューしている。そうした他のグループと比較すると、Kis-My-Ft2の下積み期間はだいぶ長い。
この6年間に何があったのか。2016年に放送された『ZIP!』(日本テレビ系)で、彼らはKis-My-Ft.のさらに前身である“ローラー隊”の頃から下積み時代を振り返っている。番組で北山宏光は「(ローラー隊の頃は)10何人くらいいたのかな」とコメント。すると他のメンバーも口々に「僕ら(二階堂・玉森・千賀)入ってなくて」「色々メンバーチェンジがありまして、人数が限られてKis-My-Ft2になった」と語っていた。また藤ヶ谷は『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で、増田貴久もキスマイの初期メンバーとして活動していたことを告白している。グループ名は当時のメンバーのイニシャルから1文字ずつ取ってつけられたものだが、当初北山は「Ki」ではなく「K」のみ担当で「i」は別のメンバーがおり、「M」も宮田ではなく「t」も玉森ではなかった。紆余曲折を経て、現在のメンバーに固まったのだ。
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