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ワールドカップロシア大会前に見たい、世界中のスター選手が出演しているサッカー映画6選!

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 2018FIFAワールドカップ ロシア大会までのカウントダウンが始まった。開幕は615日の午前0時(日本時間)、ロシア対サウジアラビア戦だ。日本代表はもちろん、どんな選手がどんな活躍をするか、想像するだけで、ワクワクしてくる。そこで、かつてワールドカップを賑わせたスーパースターや現役Jリーガーも登場する映画を6本集めてみた。コメディ、ヒューマンドラマ、アニメ、ドキュメント(伝記)など、サッカーに興味がない人でも十分楽しめる。ロシア杯を前に観れば、気分が盛り上がること間違いなし!

やっぱりベッカム様は裏切らない『ベッカムに恋して』(2002年)

 デビッド・ベッカムに憧れる18歳の少女を描いた作品。ベッカム本人が1シーンだけ登場する。ほんのチラリとだけど、さすがのオーラ。やっぱりスターだなと思わせてくれる。2002年といえば、日韓ワールドカップが開催された年だ。

 ベッカムはイングランド代表チームのキャプテンとして出場していた。前回の1998年、フランス大会では決勝トーナメントのアルゼンチン戦で、相手選手の挑発にのって退場。試合にも負けて、ベッカムはファンやマスコミからボロクソに叩かれた。サッカー発祥のイギリスの非難は、日本では想像できない激しさだ。

 名誉挽回したのは、日韓ワールドカップの予選だった。最終節のギリシャ戦。試合終了まであとわずかというところで、ベッカムが直接フリーキックをゴールした。

 『ベッカムに恋して』の原題は「Bend It Like Beckham」。直訳すれば、「ベッカムのようにそれ(ボール)を蹴りたい。まさしく、そんなボールを蹴って、本戦への出場を決めた。残念ながら、日韓ワールドカップはベスト8止まりだったが、この大会でベッカムは真のヒーローとなった。

若き日のSMAP全員が勢揃いのレア映画『シュート!』(1994年)

  「週刊少年マガジン」で連載していた大島司の漫画が原作。主演は当時まだメンバーが6人だったSMAP。ということで、森且行も出演している。当たり前だが、SMAPの全員が若い。この姿を拝むだけでも、観る価値がある。

 サッカー選手役として、ヴェルディ川崎(現、東京ヴェルディ1969)の現役選手が出演している。前年の1993年はJリーグ開幕の記念すべき年だった。ヴェルディ川崎は初代のJリーグ年間王者になっていた。

 出演していた選手は、ラモス瑠偉、武田修宏、藤吉信次。今や、ラモス瑠偉は口うるさい解説者、武田修宏はチャラいおじさんみたいに見えるかもしれないが、当時はスーパースターだった。ちなみに3枚目キャラで人気だった藤吉信次は現在、東京ヴェルディのコーチをしている。

ペレをはじめ往年のスーパースターが総出演!『勝利への脱出』(1981年)

 第二次世界大戦中に、捕虜となっていた連合軍の兵士とドイツ代表がサッカーの試合をするという内容で、主役はシルベスター・スタローン。作品の時系列でいえば、『ロッキー2』のあとで、『ランボー』第1作の前になる。スタローンがノリノリの勢いで、映画界を爆走していた時代だ。

 連合軍のチームには多くのサッカー選手が出演している。代表は何といっても、「サッカーの王様」と呼ばれるペレだ。クライマックスシーンで、見事にゴールネットへと突き刺さる、ペレのオーバーヘッドキックが見られる。カッコいい。2回、スローモーションで流れる。まったくスキのない動きだ。

 他には、イングランドのボビー・ムーア、アルゼンチンのオズワルド・アルディレス、ポーランドのカジミエシュ・デイナ、など。オズワルド・アルディレスは清水エスパルスや横浜F・マリノスの監督を務めたこともあり、日本人には馴染み深い存在だ。また、撮影当時バリバリの現役だった選手たちも参加していた。往年のサッカーファンには垂涎ものの作品だ。

本当の神は、彼しかいない『マラドーナ』(2008年)

 アルゼンチン、というよりサッカー界を代表する選手、ディエゴ・マラドーナのドキュメンタリー映画だ。マラドーナは生ける伝説である。彼の波瀾万丈の人生にはさまざまなキーワードが並ぶ。ナポリの王、神の手、5人抜き、ドーピング陽性、隠し子、薬物違反、マラドーナ教、などなど。もし、リオネル・メッシがW杯で優勝したとしても、おそらく、マラドーナを超えることは難しいだろう。マラドーナはイカしているし、イカれている。

 サッカーを題材にしたドキュメンタリー映画は他にもいくつかある。たとえば、2006年に公開されたフランス映画『ジダン 神が愛した男』。レアルマドリードで活躍するジネディーヌ・ジダンを追いかけた記録だ。実際にリーガエスパニョーラでの試合を撮影したもので、サッカー小僧にはたまらない作品に仕上がっている。

 有名選手に焦点を合わせたもの以外では、レフェリーを題材にした『レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏』、サモア代表を追った『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム031からの挑戦』など。どれもが力作だ。ドキュメンタリーには空想を超えたドラマがある。

ワールドカップのすごさがこれ1本でわかる!『GOAL!』(2005年)

 FIFA公認の映画だ。ということで、ゲームでいえば、同じくFIFA公認「FIFAシリーズ」のようなものだ。ジダン(フランス)、ベッカム(イングランド)、ラウル・ゴンサレス(スペイン)、ロナウド(ブラジル)、ミラン・バロシュ(チェコ)など、数多くの超一流選手がゲスト出演している。当たり前だが、彼らが登場する試合のシーンは迫力満点だ。フィクションとわかっていても、熱くなってしまう。

 映画の内容は、メキシコの貧しい家庭に育った主人公がイングランドのプレミアリーグにデビューするまでが描かれている。誤解を承知で言い切ってしまえば、「巨人の星」のサッカー版みたいなスポ根ドラマだ。『GOAL!』はパート3まであって、最後の『GOAL3』では舞台がワールドカップへと展開していく。こういう、主人公の成長&成功ストーリーが観客の胸を熱くするのは世界共通のものだと実感できる作品だ。Happy MondaysOasisUNKLEKASABIANなどが参加したサントラ盤も、かなり熱い。

キング・カズも声優として特別出演!『名探偵コナン 11人目のストライカー』(2012年)

 言わずと知れた「名探偵コナン」シリーズだ。劇場版アニメとしては16作目になる。コナンくんがサッカーボールを武器にした必殺技で、犯人をやっつけたりしているので、サッカーがテーマでも何の違和感もない。この作品はJリーグとコラボしていて、5人のJリーグで活躍するサッカー選手が声優として本人役で出演している。

 まずは、三浦知良、キング・カズだ。カズは初代Jリーグ最優秀選手。同じ年には、日本人として初めてのアジア年間最優秀選手も受賞している。そして、現在もJ2の横浜FCで現役だ。しかも、20173月に挙げたゴールが「リーグ戦でゴールを決めた最年長のプロサッカー選手」としてギネス記録に認定された。

 とんでもないアスリートだ。いったい、何歳までプロのフィールドでボールを蹴り続けるんだろう。他の出演者は遠藤保仁、楢崎正剛、中村憲剛、今野泰幸だ。声優としての力量にはクエスチョンマークがつくところだが、本職ではないので、まあ、ご愛嬌といったところ。

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 以上、6本の作品を挙げてみた。サッカー選手が出演しているものに限定したが、サッカーを題材にした映画は他にも数多くある。これからも、全世界で面白いサッカー映画が制作され、全世界の映画館で封切られるだろう。上質なエンターテイメントは人々の心を揺さぶる。サッカー好きも、映画好きも、そうでない人も、ここに挙げた作品をぜひ観てほしい。

あっしゅ

フリーライター。京都生まれの京都育ちで京都から離れられない♂。音楽と言葉が大好物。憧れの人物はアインシュタインとエルキュール・ポアロとアンディ・ウォーホル。パンダも好き。

twitter:@吉川 敦(ash)

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