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有村藍里の「歯茎を焼き切った」になぜバッシング? 曖昧な整形手術の境界

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有村藍里 Instagramより

 “整形疑惑”が浮上する芸能人は後を絶たない。その疑惑をかけているのは、主にテレビ視聴者でありネットユーザーだ。しかし医学が発達した現代において、果たしてどこからどこまでが“整形”と定義できるのだろうか。その境界は曖昧だ。3月28日に放送された『ナカイの窓』(日本テレビ系)には、有村藍里(27)が出演し、口元の手術を告白していた。もともとガミースマイルがコンプレックスだったという彼女は、「有村架純の姉」として注目を集めて以降、世間から自分の容姿への誹謗中傷が相次いだことで、「少しでも良くしよう」と美容やメイクを研究。そのうえ、歯茎を削ってセラミック矯正を施したのだという。

 具体的な施術内容は、歯の付け根部分から歯茎を限界まで焼き切り、歯を短く削り、その上にセラミックを被せるというもの。施術は歯医者にて行われたそうで、最終段階まで3カ月ほどの期間を要し、費用は約100万円。これを受けMCの中居正広(45)が「整形の一種?」と質問すると、彼女は「整形じゃないです。矯正だと思います」と応答。あくまで「歯の矯正は整形ではない」と主張した有村藍里に、ネット上では「屁理屈では?」「整形でしょ」といったバッシングが起こっていた。

 セラミックを使用した歯列矯正は、「整形」なのだろうか。ヒアルロン酸やボトックスなどの”注入系施術”も、「整形」とみなされているが、ボトックス注射に限っては、痙縮の治療薬として医療の現場でも使われている。同じ施術でも“美容目的”で使用すれば「整形」とする向きもあるかもしれない。であれば、“美白点滴”や“シミほくろ除去”も「整形」に含まれるだろう。しかしいずれも手軽な美容行為でもある。

 では、逆さまつ毛を治療すべく二重整形手術を施す場合はどうなるのだろうか。二重については、アイプチやメザイク、二重テープなどの化粧品を使用して二重を作ることは「整形ではない」とされている。それも、それらを使って二重に見せている時だけでなく、癖がついて未使用の状態でも二重となった場合も同様だ。美容目的でも「自力」であれば整形には含まれない、ということだろうか。

 近年、美容医療業界の目覚ましい進歩によって、アンチエイジングや美貌を保つための”メンテナンス”と”整形”の境界が曖昧になっているのは事実。また、メスを入れて別人のように不自然な大改造を施す時代は終わりつつあり、もとの顔面を生かしながら自然な変化をもたらす施術がトレンドだ。

 いずれにせよ、そもそも「整形=悪いこと」だとの認識が蔓延っているが、自分の顔をどのようにアレンジしようと、本人の判断である以上は自由だろう。医療行為を受ける以上はリスクも伴うが、その覚悟をし責任を負えるのであれば、何らかのコンプレックスを整形によって解消することに第三者が批判の目を向けることはおかしい。美容医療の選択肢が増えたことは、美しさやそれに伴う生きやすさを求める人にとってはありがたいこと。“整形警察”としてパトロールするよりも、美容医療を施してより楽しく生きられるならそのほうがよほど有意義な行為ではないだろうか。

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