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『コンフィデンスマンJP』長澤まさみのコメディエンヌぶりがついに開花! 体当たりギャグ炸裂で爆笑が止まらない

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『コンフィデンスマンJP』公式サイトより

 今回は『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系・毎週月曜21時放送)に主演する長澤まさみさんについて。『プロポーズ大作戦』(2007年)『ラスト・フレンズ』(2008年ともにフジテレビ系)の頃はビジュアルそのまんま、綺麗で真面目な役が多かった長澤さん。巨乳のナイスバディを隠して演じていたような気がするのです。それが映画『モテキ』(2011年)で主演の森山未來に胸を掴まれ、濃厚なキスシーンをしたあたりから確実に変異。一皮剥けたというと失礼かもしれませんが、バーン! と思い切った演技が目立つ女優さんになったのです。どちらの彼女も好きですけど、見応えを問われば圧倒的に後者。

 そして今回演じているのは完全に“コメディエンヌとしての長澤まさみ”。見る側を笑いの渦に巻き込む、喜劇女優と化しているのです。美女のギャグほど無敵なものはありません。天晴れ。

正体不明の美女・ダー子(長澤まさみ)、気が弱くクソ真面目なボクちゃん(東出昌弘)、ベテランのリチャード(小日向文世)の3人は、信用詐欺師、つまりターゲットの周囲を取り囲んで詐欺を働くコンフィデンスマン集団だ。弱者を救うべく、狙った金持ちから大金をGET。さて、次に彼らに騙されるのは誰だ?”

 ドラマは一話完結のコメディストーリー。ゴッドファーザー、リゾート王、美術商と、弱者を利用して一儲けを狙う金持ちたちから見事に現金を奪います。見どころは、まずありえないシチュエーションで行われる騙し方法。そして、その中心人物はダー子こと長澤さん。彼女は毎回、ターゲットを騙すべく完璧な変装をかましてきます。

 例えば第3話。美術商にもてあそばれた女子美大生の仇を取るために3人は動きます。ボクちゃんは田舎の古美術商、リチャードはど田舎のオッさんに扮する中、期待のダー子はボリュームパーマヘアの中国成金美術商に変装!

 たどたどしい日本語に必要以上に派手なコーディネート。これが『ナオミとカナコ』(フジテレビ系・2016年)で高畑淳子さんが演じた、食料品店経営者の中国人・李朱美社長とそっくりなのです。60代という高畑さんの年齢があってこそ成り立っていたパンチのある役だと信じ込んでいましたが、まさか30歳の長澤まさみが仕掛けてくるとは思いもよらず。しかも完全にハマっているではありませんか。

 他にもスチュワーデス、極妻、冴えない就活女子大生とダー子のコスプレは留まることを知りません。加えてどんな格好をしていても無性にサマになるのはもちろんのこと、長澤さんがむちゃくちゃ楽しそうな上に演技が面白い。こんなに腹の底から笑える彼女は見たことがない。大げさな表現ではなく、またひとり天才を見たような気がします。

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スナイパー小林/小林久乃

文筆家、編集者、エンタメ&テレビドラマ評(コラム)からの愛酒家。出版社2社で女性ファッション雑誌、情報誌の編集部員を経て、まんまとフリーランスに。ライターの先生や地方で講演と楽しいおしゃべり仕事もしてます。静岡県浜松市出身。アラフォーで正々堂々の独身を誇る…。

@hisano_k

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