ジャニーズ事務所は山口達也の事件で完全に信用を失った

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ジャニーズ事務所の責任

 今回の事件により、出演番組をはじめ、TOKIOとしてPRしていた商品やイベントの関係でも多大なる損害が出ていることは間違いない。どれだけ大勢の人間が迷惑を被ったか数えることは困難だろう。そして事件当日に現行犯逮捕されたというのではなく、事件化していると認識しながら一カ月近くにわたりいつもと同じように仕事をこなしていたことが、かえって信頼性を損なっている。

 山口達也が自らの抱えているものを見せずに仕事をこなしていたというのはある意味ではプロ意識の強さだが、視聴者やスタッフ、スポンサーへの裏切りという側面もある。ジャニーズ事務所は被害届が提出されているとわかった段階で、仕事をストップさせるべきだったのではないか。それが本人のためでもあったのではないだろうか。

 もちろんジャニーズ事務所は情報をもたらされた直後から、今後の予定を考え、関係各所への根回しについても検討を始めていただろうが、内々に情報を伝える前に事件が報じられてしまったことで、信頼を大きく損なった。どのCMクライアント、テレビ局にとっても、青天の霹靂だっただろう。

 アルコール依存やメンタルの落ち込みなどの問題を抱えていた様子の山口達也。彼は46歳の大人で、タレントという自営業者のような立場だが、適切な休養とケアを必要としていたのかもしれない。数年前からクリニックへ通院していたことは明らかになっている。おそらく責任感の強い性格であろう山口を説得するのは容易なことではないのだろうが、無理して仕事を続けさせず、こうなる前に、体調不良で休養という選択をマネジメントできていれば……と悔やまれてならない。無期限謹慎がいつか解けるのかも現時点ではわかりようがないが、反省はもちろんのこと、まずは適切な医療を受けるなど体調を整え静養してほしい。

(清水美早紀)

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