山口達也に「メンタルクリニック」の受診を提案したジャニーズ事務所の意図

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4月26日、記者会見での山口達也

 今年2月、TOKIOの山口達也(46)が自宅マンションで女子高生に飲酒を勧め、無理矢理キスするなどしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検されていたことがわかった。426日には東京都内のホテルで記者会見を行い、芸能活動を無期限謹慎することが発表された。

 会見で山口達也は、事件の前日まで1カ月間入院していたことを告白。しかし、かねてから噂されているアルコール依存症の治療ではなく、あくまで「肝臓の数値が高く、薬を飲んで治療していただけ」「家にいるよりは入院して、病院から仕事に行ったほうが良いのでは、という事務所の方針」と“肝臓を休ませるために入院という形をとっただけ”と繰り返し主張した。

 しかし、山口達也が重度のアルコール依存性で通院スクープがジャニーズ事務所によってもみ消されていたことは既報の通りだが、427日放送の『ビビット』(TBS系)では、テリー伊藤(68)が「(山口達也は)どう考えてもアルコール依存です」と断言。168月に行われた離婚会見でも、離婚理由のひとつとして「お酒の飲み方」を挙げていた。ところが、山口達也が通っていたのはアルコール依存症治療の病院だけではなかったという。

「ジャニーズ事務所は、山口達也がアルコール依存症だという記事をもみ消した後、メンタルクリニックにも通わせていました。事務所としては絶対にアルコール依存症なことは隠したいし、偽装工作として通院するよう提案したんですが、山口達也のメンタルは本当に弱っていたので、結果的にはしっかりとメンタルクリニックを受診するために通院していました。当時、3年前から続いていた離婚問題もありましたし、相当心労があったみたいですよ」(芸能事務所関係者)

 167月には、レギュラー出演していた『ZIP!』(日本テレビ系)に、右目には眼帯、顎には絆創膏を貼って出演した。本人は「自転車で転びまして、顔から。ちょっと怪我をしました。ただ元気です」と説明したが、視聴者からは疑問の声が続出していた。ジャニーズきっての運動神経を持ち、趣味のサーフィンや釣り、仕事では『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)のロケ等と、公私ともに身体を動かす機会が多そうな山口達也は、丈夫なイメージのタレントだった。しかしそのイメージとは裏腹に、内心は不安定な精神状態を抱えていたのだろうか。

 今回、山口達也が起こした事件は、決して許されることではない。しかし、もし彼が何事もなく仕事を続けていたら、精神状態はさらに悪化していた可能性もある。謹慎中は是非、メンタルケアとアルコール依存症の治療に専念してもらいたい。
(夏木バリ)

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