「性的同意」について知ること。大学生にとって性暴力は身近な出来事だから

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かずまささん:僕は逆です。そもそも欧米ではコンセントについて認知されていて、興味ない人もある程度は知ってるから、留学生とこの問題について話しても、「何をいまさらやってるの?」というふうに思われていると感じます。なので英語で呼びかけるときは、「みなさんご存知のとおり、セクシャルコンセントというものがありますが」という一文から始めちゃうんですよ。

ーー欧米では本当に当たり前なんですね、コンセントというものが。ところで、ハンドブック制作にあたって、批判みたいなものはありましたか? 反対とまではいかなくても、「何やってんの?」という冷ややかな反応を感じたことはありますか?

ユキさん:私はもとから多様な性に関心があって、以前からフェイスブック上でもそれについて発信していたんです。そこに性暴力が絡んできたときに、「あなた自身がジェンダーっていうものにこだわりすぎてるんじゃない?」っていう批判を少し受けました。#Metooの動きが日本ではじまり社会で連帯しようみたいな雰囲気がすごく高まったときにも、それに対して「めんどくさい」「うるさい」みたいな意見はありましたね。本当に一部の人たちからですけど。

ーーやっぱりいますね、そのような反応する人って。私は、すごく悔しいなって思う。私の#Metooも芸能界では、「なに騒いでるんだろうアイツ」って受け取られてるので。

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制作にも携わった4人の学生さんにインタビュー!

ーー芸能界も含め、実際に被害に遭ったけど言えずにいる人って多いと思うんですね。そういう方に何か伝えたいこととか、声をかけてあげたいこととかはありますか?

かずまささん:まず「こういう活動をしている人たちがいるんだよ」ってことを知ってほしい。悩まず人に相談してほしいってことを、とにかく言いつづけたいですね。

性的同意を軽視する人に言いたいこと

ユキさん:私自身は、声をかけてもらった側です。自分が嫌な経験をしそうになったときに、すごく信頼している友だちに相談したんですね。「本当にしたくないって思ってるなら、ぜんぜん断ってもいい」「自分の体を大事にして」って言ってくれて。母からもそのような言葉をかけてもらえて、すごく救われました。だから、今度は私が救う側になりたい。同じように困ってるような子がいたら声をかけてあげたいし、悩んでいる子がいたら「あなたは悪くないよ」って声をかけてあげたい。

由真さん:被害にあっている人はまず自分を責めないでほしい。そういうときにやっぱりセクシャルコンセントってすごく大切で。加害をしてきた相手側に問題がある。性的なアクションを起こす側が同意を取らなきゃいけないんです。そのうえで、ちゃんとしたところに相談してほしい。仲のいい友だち同士でも、何も認識がないと被害者を責めるような発言をしがちなので、専門機関を頼ったほうがいいと思います。なので、ハンドブックには相談機関も載せました。

ーー性的同意をすごく軽視する人も多いと思うんですけど、そういう方に対して言いたいことってありますか?

由真さん:自分自身の行動で相手が人生をふいにしてしまうくらいの傷を負うかもしれない、っていう可能性だけにでも意識を向けてほしいなって思います。

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