サッカーワールドカップに便乗できそう? 試合中継の副音声に合うサッカー芸人たち

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Thinkstock/Photo by efks

 2018FIFAワールドカップ ロシア大会の開幕が614日に迫っている。テレビでもサッカー番組が増えていく。民放、NHKも、地上波、衛星放送も、インターネット放送でも多くの特集が組まれるだろう。サッカー番組にはMCと解説者、それにゲストが出演する。このゲスト枠の人選では、ただ旬の人を呼ぶというより、サッカー好きを自他とも認めている芸人が選ばれることもある。純粋に試合運びを楽しみたい人にはスタジオゲストなど邪魔なだけかもしれないが、にわかにサッカーへの興味が膨らんだファンなどには副音声でサッカー好き芸人たちがあれこれ喋り倒すような放送も需要があるのではないだろうか。というわけで、副音声で絡んでほしい9組のサッカー愛芸人をピックアップしてみた。

▼又吉直樹(ピース)

 小説『火花』で芥川賞をとり、『NEWS ZERO』ではキャスターまで務めている又吉直樹。高校時代は大阪の北陽高校でサッカー部に所属し、インターハイにも出場している。すでに、サッカー番組のゲストとしてはおなじみだ。又吉に対して番組側が期待することは、芸人らしく笑わせてほしいということではなく、知的なコメントでピリッと締めてほしいということだろう。現地に赴き、W杯が終わったあとに、「FIFAワールドカップ ロシア大会 観戦記」なんて書籍を出版してくれたらまたベストセラー確実だ。

▼志村けん

 お笑い界の超が付く大御所、志村けん。実は都立久留米高校時代にはサッカー部に所属していた。後輩には、J1の川崎フロンターレで活躍する中村憲剛がいる。2014年のFC東京、ホーム開幕戦では、「変なおじさん」のコスチュームでピッチに登場した。そのコスチューム自体は選手たちを笑わせ喜ばせたようだが、フジテレビ(当時)の本田朋子アナウンサーに後ろから抱きつき悲鳴を上げさせるというセクハラプレーには閉口。さすがにワールドカップ関連のテレビ番組でも、「変なおじさん」姿で登場することはないだろうが、のみならずスタジオの女性アナウンサーやサッカー好き女性タレントにセクハラをするような蛮行だけはやめてもらいたい。

▼じゅんいちダビッドソン

 本田圭佑のものまね芸人として知られている、じゅんいちダビッドソン。先頃発表されたFIFAワールドカップ ロシア大会の日本代表の予備登録メンバーにも本田圭佑の名前があり、その活躍次第で(というか便乗して)さらなるブレイクが出来るはずと、じゅんいちダビッドソンは期待に胸躍らせているだろう。もしじゅんいちダビッドソンがサッカー中継のゲストに呼ばれることがあるとすれば、持ちネタの「無回転なぞかけ」を、日本チームがフリーキックを蹴る際にこっそり披露してほしい。ディエゴ・マラドーナの形態模写ができるストロベビーのディエゴとセットの副音声、というのもアリかもしれない。

▼ゆってぃ

 『爆笑レッドカーペット』の絶頂期に大人気だった、「スーパーアイドル」ゆってぃ。実はFC東京サポーターで特技もサッカーという彼は、2011年にはブログで、日本サッカー協会(JFA)認定のサッカー4級審判の資格をとったと報告していた。今やすっかりテレビ出演の機会が減ってしまった印象のゆってぃだが、サッカー関連で今年もう一花、という可能性もゼロではない。ゆってぃの持ちネタ「チッチャイことは気にするな!それ!ワカチコ!ワカチコ!」の「ワカチコ」は、若さ、力、根性の略。日本代表の応援にはピッタリの言葉だ。

▼博多華丸(博多華丸・大吉)

 「THE MANZAI」では博多華丸・大吉のコンビで、「R-1ぐらんぷり」ではピンで、それぞれ優勝経験のある博多華丸。「R-1ぐらんぷり」では、『パネルクイズ アタック25』の司会をする児玉清をネタにしていたが、サッカー関連ならやはり川平慈英のものまねという鉄板ネタを持っている。NHKの朝の帯番組で司会を任される売れっ子でありそんな余裕はないかもしれないが、副音声で川平慈英本人と共演してもらえたら「ウイイレ」ファンは高まる。「むむっ」 「く~!」をふたりで声をそろえて叫んでほしい。オープニングで「絶対、負けられない戦いがそこにある!」を合図に試合が開始すれば、テレビ観戦も盛り上がるにちがいない。

▼カンニング竹山

 ハリル・ジャパンでコーチを務めていたリオデジャネイロ五輪代表監督の手倉森誠氏に「顔がうりふたつ」とが出てくる、カンニング竹山。実は昨年短期間ながらフジテレビ系で放送されたサッカー番組『蹴旅~サカたび~』に出演し、アメフト・野球・競馬好きで<まったくサッカーに詳しくないおじさん>の状態からどんどんサッカー情報を吸収していった。今年のワールドカップ、カンニング竹山のサッカー熱は人生最高に盛り上がっているはずだ。

▼尾形貴弘(パンサー)

 サッカーの強豪校で知られる名門、仙台育英高校でエースナンバーを付け、キャプテンまで務めていたパンサーの尾形貴弘。全国高等学校サッカー選手権大会ではベスト16まで進んだ。中央大学にはサッカー推薦で進学している。お笑い芸人のなかで、サッカーにかける情熱はトップクラス。プロのサッカー選手になっていたかもしれない実力の持ち主だ。尾形貴弘は、NHKのサッカー中継で解説しているミスターマリノス木村和司、元日本代表の福西崇史など本格派の解説者と一緒にサッカー番組に出演することも可能かもしれないが、しかし残念なことにオバカ度でも芸人界トップクラスであることが様々な番組で露呈しているため、尾形には解説という大役は荷が重いかもしれない。

▼ワッキー(ペナルティ)

 千葉県のサッカー強豪校、船橋市立船橋高校でサッカー部に所属していた、ペナルティのワッキー。全国高等学校サッカー選手権大会に出場経験がある。専修大学でもサッカー部だったが、ケガのためにプロへの道を断念した。ワッキーは、多くのバラエティ番組でも運動神経の良さを発揮している体育会系芸人だ。相方のヒデは、船橋市立船橋高校から専修大学に進み、横浜フリューゲルスの内定をもらっていたが、お笑い界を選んだ経歴をもっている。最近はピンでの活動が多いペナルティだが、サッカーイベントは二人がペナルティとしての原点に帰るチャンスでもある。ワッキーの「芝刈り機」はサッカー番組のハーフタイムで披露するために生まれたギャグかもしれない。

▼ジャッキーちゃん

 香港の大スター、ジャッキー・チェンのものまね芸人として認知されている、本当は俳優のジャッキーちゃん。本家ジャッキー・チェンは、Jリーグが発足する以前に、マンガ家の望月三起也を中心に結成されたサッカーチーム「ザ・ミイラ」と、香港の芸能人が集まったチームで対戦したことがある。カンフーアクションの第一人者であるジャッキー・チェンなら、まちがいなくサッカーもうまいにちがいない。ただ、ジャッキー・チェンは多忙だ。親日家とはいえ、W杯の期間に日本の番組に出てくれるのは難しいだろう。ジャッキーちゃんには、本家ジャッキーの代役としてサッカー番組に出演してほしい。もちろん、片言の日本語のコメントでお願いしたいところだ。

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