秋篠宮家の長女・眞子さま(26)と婚約者である小室圭さん(26)の“破局”を占う報道は、宮内庁が2月6日に「2020年まで結婚式を延期する」と発表してから加速し、今もなお続くバッシングに直結している。小室圭さんと母の佳代さんは、家族の“年表”や家系図をさらされ、通勤の様子を克明にレポートされるなど、プライバシーのない生活を余儀なくされており、この過熱報道にはかねて疑問を呈してきた。
そしてこうした婚約者への報道を、当事者である眞子さまも当然、目にしているだろう。多くの週刊誌の論調は、完結に言えば「眞子さまは想いを貫こうと頑なだが、皇族の方々は破談を望んでいる」というもので、そのすれ違いにより紀子さま(51)と眞子さまの母子仲に亀裂が入ってしまわれたのではないかと懸念する報道も目立つ。
「女性セブン」2018年6月7日号(小学館)では、皇室行事のため紀子さまと眞子さまが同じワンボックスカーの後部座席に乗車したが、眞子さまは<こわばった表情を浮かべ><昨今の母娘のわだかまりがいっそう深刻になっていることが感じられ>たとしている。同記事で皇室記者は、眞子さまにとって<紀子さまとご一緒の空間というのが、拒絶されたいほどに大きなストレスになってしまっているようなのです>と漏らす。
そして5月11日、眞子さまは日本橋の三越本店を訪れて「日本伝統工芸染織展」をご覧になったそうだが、宮内庁から発表された訪問ではなく“お忍び”のお出かけだったという。しかし情報を入手したいくつかのメディアが集まっており、眞子さまは<明らかに“カメラを向けられたくない”という>ご様子で、<メディアから顔を背けるように不自然な姿勢で足早><車に乗り込んでからもうつむかれたまま>だったという。これは皇族にふさわしい振る舞いではないという。
しかし婚約者とその家族の過去を暴くのみならず、プライバシーを侵害するような報道を繰り返しているメディアに対して、笑顔で対応しなければならないというのも、それこそ“葛藤”がおありになるのではないか。
ちなみに「週刊ポスト」2018年6月1日号(小学館)が、この「日本伝統工芸染織展」での眞子さまのご様子を詳述している。それによれば、<建物から出てきた眞子さまは、顔を右に向けたままの不自然な姿勢で足早に車に向かい、後部座席に乗り込むと、うつむいてしまった。いつもならカメラに向けて微笑んだり、小さく会釈をしてくれたりするのですが、ついに一度も報道陣の方に顔を向けてくれませんでした>。
この“拒絶”について同誌では、<同じ女性として心配している紀子さまと眞子さまの間には、意見のすれ違いがあるようで、そのせいで秋篠宮邸内はピリピリしている。秋篠宮家の職員が今年に入ってから立て続けに退職していますが、“今の秋篠宮家の空気に耐えられない”というのも理由の一つかもしれません>としたうえで、<眞子さまが先日の展覧会で報道陣を拒絶したのも、そうした“ストレス”が原因だったのかもしれない>と推測する。
もちろん眞子さまが実際に“拒絶”していたのかわからないというのが大前提だが、仮にそれが事実だとすれば、“秋篠宮邸内のピリピリ”だけではなく、メディアの過熱報道そのものが眞子さまのご負担になられている可能性も考慮しなければならないだろう。そもそも小室圭さんは取材を受けて自らの言葉で話すことが許されず、何か口にすれば「ペラペラおしゃべり」と揶揄されてきた。一方で、小室さんの母の元婚約者の言い分は、あらゆる媒体でネタ元として暴露を繰り広げた。これに反論する機会は実質なかったのではないか。
そうした一連の流れを経ての現在。眞子さまが2020年に予定しているご結婚について現在どのようなお気持ちであられるかはわからないが、婚約者の過去について根掘り葉掘りさらされるだけではなく、皇室内での母娘関係が良好でない等と散々取り沙汰されてきた眞子さま。メディアのカメラを“拒絶”したくなるとしても、無理からぬ話ではなかろうか。
(wezzy編集部)